友との別れ、同僚との別れ

 2月18日、ミネソタ晴れ

 さあ、金曜日。晴れ渡り、風が強く、寒い。これぞミネソタの2月。

 とは言っても20°F前後なので大して寒く無い。


 本日を持ちまして、U of Mでの勤務を終了いたしました。

 オフィスの鍵の返却や、支給されていたラップトップの返却。その他の私が蓄積し解析していたデータをすべて研究所のサーバーにuploadしました。まあ全部uploadしたら30GBぐらいになっちゃうので、処分しても構わないと私が判断したデータは消去。

 オフィスにたまっていた読み散らかした論文の山も処分。機密データが書かれた書類はシュレッダーへ。

 同僚達に会うたびに送別の言葉をくれ、そして握手し抱き合います。

 我が人生で、野郎どもにこれほど抱かれたのは今日が初めてだろう。

 なんだかなー、涙目なんだよ・・・。野郎どもが・・・。

 嬉しいぜ!!!

 私もちょっとうるっと来そうになりながら、がまんがまん。


 一方、娘達。

 今日が最後の通学日となりました。

 本当は私も一緒に学校に迎えに行ってあげようと思っていましたが、朝、大ボスが ”話がしたいから秘書のOO君に言ってアポを取っておいて欲しい” と言うではないか。大ボスも忙しすぎて自分の予定はどうなっているか分からず秘書さんがすべて管理。そしてその奇麗なアメリカンガールの秘書さんと楽しい会話をしつつ、大ボスの空き時間を聞いてそこをおさえてもらっておいた。
 その結果・・・、娘達を迎えに行けず・・・。そして、大ボスと40分ぐらい話し込む。今書いている論文の事や、これからの日本での生活等。それと、彼の人生観と生き様を教えてくれた・・・。それと、これでもかというほどの感謝の言葉と賞賛の言葉・・・。”これからも何か力になれる事があったら最大限の事をさせてもらうから遠慮なく言って欲しい” とな・・・。まあね、言うのは簡単だわね。私は私を雇用してくれた事に対する感謝の気持ちを述べ、この歴史的偉業(になるかもしれない)に参加出来た事を嬉しく思うと述べました。大ボス殿、Thank you for everything!

 そう!娘達。

 大変だった模様。

 妻が迎えに行ったのですが(普段はスクールバスで帰ってくる)、授業が終わってお別れをする時に教室の出口に長女が立ち、クラスメート達が順番にハグしてから帰って行くのです。この時の写真とムービーを見せてもらいましたが・・・、女の子のクラスメート達は大泣きし、なかなかクラスルームから立ち去らない・・・、長女も大泣き・・・、男の子のクラスメートも長女をハグして送別の言葉を話しています。

 なんだかね、みんなね、今を大切に生きているって感じがしました。

 みんな、ありがとね。