スウェーデンからの来客、そしてインドの女性

 12月18日、ミネソタ晴れ

 今日もあったかい。一度でも-20℃以下を経験してしまうと今日みたいな日は温かく感じて嬉しくなってしまう。

 ちなみに最高気温-3℃、最低気温-10℃だった。


 さて、昨日、職場の秘書さんからメール連絡が来ていた。

 ”18日、スウェーデンの某大学からB氏が当研究所を訪問し、AM8時から特別講演をしてくれます”

 私は目を疑った。え!!!Bがくる!!。うちの大ボスも世界的超有名人だが、B氏も超有名人だ。彼の主要な論文はほとんど全て読んだといってもいいほど。ちなみに彼の名が入っている論文は私のEndNoteのリファレンスには92個入っている。

 朝の8時からってのがちょっといただけないが、10時から我々も重要な仕事が入っていたのでしょうがないだろう。

 実は、いろいろと質問したいことが沢山あった。学会でであってもじっくりと話をする時間はないであろう。しかし、今回は私の職場に来てくれるとは!!!さすが大ボス!!顔が広い!!
 昨夜からちょっと興奮していた。

 さて、今朝8時に講演が行われる部屋に行った。わくわくしながら。そしたら誰もいなかった・・・・・・・・。

 やっぱ、ここはアメリカだわ。

 仕方ないので、自分のオフィスで仕事をしながら待つことにした。

 すると、中ボスが勢いよく入ってきた。”ちょっとMacを貸してくれないか?、B氏が困っているんだ”

 なんのこっちゃ。いまどき、Macだからって困ることないだろうに。Macをなめとんのか?と思いつつ、カンファレンスルームへMacBookを持って行った。

 そこにはちょっと申し訳なさそうな顔をしたスウェーデンからはるばるやってきたB氏がいた。彼はボディービルを趣味としている偉丈夫なのだが、その時の表情は非常に情けなかった。

 なぜかと言うと、MacBookの電源変換アダプターを忘れてきていて、しかもバッテリーが完全に無くなってしまっていたのだった。そう、電源が全く入らないのでデータを他のパソコンに移してプレゼンすることも出来ない。

 彼は照れくさそうに、”ごめん、全部、スウェーデンに忘れてきたんだ・・・・・”

 私は ”お気になさらぬよう、どうぞこれをお使いください” と言ってACアダプターを渡した。

 ま じ で 喜んでいた。

 ちなみにこちらが私が使っているもの。Apple MagSafe電源アダプタ
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 これはアメリカでも全く問題なく使える。アメリカのソケットの形状と日本のソケットの形状は同じなのだ。そしてAppleらしく、デザインが良い。プラグの部分を折りたたんでコンパクトに収納することが出来る。

 一方こちらがスウェーデンのもの。Apple 85 W MagSafe-nätadapter (för MacBook Pro)
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 彼はこれを恥ずかしそうに見せてくれた。プラグの形状がまったく違い、しかも折りたたむことが出来ない・・・・・・・。ちょっとかっこ悪い。

 これで無事、彼の話を聞くことが出来る。 いろいろと話をしてくれたが、前半はすでに彼の論文で読んだことがある内容だった。後半は最近行っている研究の内容で面白かった。

 早くプレゼンを終えて、俺の質問を聞いてくれ! と思っていたのだが、うちの大ボスが彼のプレゼンの最中に、持論をずーっとしゃべる・・・・・・・、しゃべる・・・・・・・、しゃべる・・・・・・・。

 結局、10時が来てしまった。そして中ボスに仕事に行こうと言われる。

 相当不機嫌になってしまった私は、”先に行っといて” と言い、彼と5分ぐらい話し込んだ。

 まだまだ聞きたいことは山ほどある、しかし、再び中ボスがやってきて ”頼むから早く来てくれ” と言う。

 仕方ないのでB氏に謝意を述べて立ち去った。

 あー、せっかくの機会だったのに。無念。

 あまりにも残念だったので、中ボスに文句を言ってしまった。すみません。

 でも仕事はちゃんとやりました。そして結果も上々でスタッフ達は満足満足。

 B氏に聞きたかったどうでもいい質問があった。これはたぶん中ボスでも知っているだろうと思って、中ボスに聞いてみた。

 ”B氏の論文はおなじBというラストネームでファーストネームが違う女性がいつもファーストオーサーになっている。この人は何者なんだい?”

 そしたら中ボスがこう答えた、”彼女はB氏の奥さんだよ。奥さんは非常に優秀な人で、一緒に研究しているんだ”

 なるほど、なるほど。世の中にはいろんな女性がいるもんだ。



 そして仕事が終わり、オフィスでインド人のGと話をしていた。

 最近、同僚たちに妻の具合をよく聞かれる。奥さん元気?とか、日本から誰か来て助けてくれるの?とか。

 Gとも妊婦の話をしていた。彼が言うには ”日本や韓国、中国の女性は産後の回復が早い。2,3週間後には今までどおりの仕事をこなす、でもインドは違う。インドの女性は産後、ぶくぶくと太るんだ。”、 ”なぜかというと、インドの女性は大抵、実家でお産してその後は母親や周辺の人が全ての面倒を見てくれる。そして産後の女性が何かしようとすると、周辺の人にあなたは休んでいなさいって言われるんだ。そして夫の元に帰るのは3ヵ月後ぐらい。だからその間、食べて寝るだけだからぶくぶく太るんだ。”

 インドの男性は良く働くらしい。週休1日が当たり前で、地域によっては休日がなくずーっと働くらしい。だから新生児や産褥婦の世話が出来ないというのだ。アメリカとはえらい違いだ。

 私はインドの”若い”女性はきれいな人が多いと思っている。その一例をお示ししましょう。(画像クリックで拡大)
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 インド映画チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ(日本公式サイト)(英語公式サイト)で主演女優をしている、若手インド女優 Deepika Padukone ディーピカー・パードゥコーンヒンディー語で書くとदीपिका पादुकोण  読めまへん・・・・・・。

 HD画質のトレーラーはこちらから、Appleのサイト内のChandni Chowk To China
 この映画、おかしげなおじさんが英雄の生まれ変わりと勘違いされてがんばっちゃうって内容ですが、面白おかしく、そして切なく、結構いい映画です。


 この人も、産後はぶくぶくに太るんだろうか・・・・・・・・・・。ちょっと考えたくない・・・・・・・・・。

 そして明日は土曜日。皆さんよい週末を。