強盗発砲事件

 1月26日、ミネソタ曇りのち晴れ

 今日はミネソタの冬にふさわしい寒さだった。最高気温-11℃、最低気温-17℃。

 大学周辺、何か様子が変だった。いつも巡回しているパトカーの姿を頻繁に見かけるのだが、今日はなにか様子が違う。

 大学からいつものPublic Safety Alertがメール送信されてきたがそれを読んで、その様子が変だった理由が分かった。

 以下がそのメールの内容の一部
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 1月25日、午後11時過ぎ、二人の女子大生が二人組みの黒人男性にムースタワー近くの歩道で襲われバックパックと携帯電話を奪われた。そして犯人は現場から逃走。その直後、19歳の男子学生が歩道を歩いていたところ、後から声がしたので振り向いたところ、突然、いわれもなく、先ほどの強盗犯と同一と思われる二人組みの犯人のうち一人から発砲され胸部に被弾した。犯人は男子学生からは何も奪わずに現場から逃走し、男子学生は近くの建物(学生寮)に逃げ込み、助けを求め、すぐに病院に搬送され緊急手術を受けた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 え?、・・・・・・・・・・・・・。!!!!!、この発砲事件現場は私が昨日、のんきに除雪車の写真を撮っていたまさにそこ。私が除雪車の写真を撮った数時間後に強盗発砲事件が起きていた・・・・・・・・・・。

 これが事件の記事。
 startribune.comのU student shot 'without provocation'

 そして仕事をしていたら気がついたらPM5時が過ぎていた。まずい、日が暮れる!と思い急いで片付けてオフィスを出た。

 駐車場へと向かう通勤路がまさに犯行現場。そして犯行現場周辺にはカメラクルーやレポーターたちがいた。ABC 5NewsとFox9だった。

 そのニュースサイトがこちら。



 大学からのメールによると、”犯人は18歳から20歳ぐらいの黒人二人組みでハンドガンを携行している”


 以前からも大学の敷地内で強盗事件はしょっちゅう起きていた。大体1月に1回ぐらい強盗がある。しかし、学生が銃で撃たれる事件というのは私が来てからは初めてではないかと思う。大抵、銃で脅されて金品を奪われて終わる事件がほとんどなのに・・・・・。しかも、今回は突然発砲されている・・・。

 おそろしい。

 それと、強盗事件はほとんどが日が暮れてから発生している。明るいときにはほとんど起きていない。ミネアポリスは緯度が高く、夏はPM10時ぐらいまで明るいが、冬はPM4時過ぎには暗くなる(今はだいぶ日が伸びてきてPM5時過ぎまで明るい)。なのでPM6時とかでも強盗が起きている。

 暗くて人通りの少ないところを歩くのはなるべく避けようと思う。

 やっぱりここはアメリカ。銃社会アメリカ。

 いくら用心してもしすぎることは無い。銃犯罪があまりにも身近で起きるのだ。