大ボスとの会議

3月18日、ミネソタ晴れ

 気持ちがいい、温かく明るく快適な日々。

 今日はこれまで抱えていたいろいろな問題、疑問、改善策を話し合うために大ボスと個人的に会議を行った。最近はもっぱら直接大ボスと話をしていて中ボスの影はかなり薄いが、中ボスは中ボスなりに私のことを応援してくれている。

 大ボスのこれまでの経験。彼はドイツ人なのだが、ドイツでは非常にうまくいっていたことがアメリカではうまくいかないことが多いこと。それは技術的な問題よりも大動物の系統による問題が多いと考えていること、ゆえに今の実験手法はあまり変えたくないと思っていることなどを聞かせてくれた。

 これまで中ボスやその取り巻きから ”何か改善策は無いか?”と尋ねられ改善策を自分なりに考え提案し続けてきたが、大ボスは改善の必要性はあまり感じていないようだった。それよりも手法をさらに標準化し偏差を減らす努力を歓迎するとのことだった。

 なんだよそれ・・・・・、と思ったが、それならばそれなりにやり方はいくらでもあることを説明し、来週からそれを実行することになった。

 大ボスの考えは大いに納得のいくものだった。結局のところ私たちの仕事は大動物しだい。優れた系統の大動物が手に入れば結果もよいものが得られると。その通りにに違いない。

 なんだか肩の荷が下りたような気がするし、また方向を変えて力を入れていくことはたくさんあるのでこれからがさらに楽しみでもある。

 明日(金曜日)はなぜか知らないけれどミネソタ大学はお休み。よって3連休。

 最近は寝ても覚めても仕事のことを考え続けていたけれど、明日は仕事のことは忘れてメールチェックもやめてのんびりと家族と過ごしたいと思う。

 まあ、緊急招集があるかもしれないのでその時は仕事に行こう。