ツール・ド・フランスが面白い

 7月3日、ミネソタ快晴

 暑い・・・・、最高気温華氏91度・・・・・。

 昼間、アルマダに乗って出かけていたのだが、車を降りた途端に熱風が顔を吹き付け、強烈な日差しが肌を焼く。

 アパートから出かけるときは車は地下駐車場に止まっているので車内は暑くない。しかし、外に出て屋外に駐車してから再度、車に乗り込むと車内の暑いこと暑いこと。でもね、このアルマダ、エアコンが強烈に効くんだわ。1列目も2列目も3列目も、あっという間に快適空間。それと、今どきの車らしく、UVを遮断するフィルムがサイドウィンドウに貼ってあるので、強い日差しの時でも大丈夫。好きだよ、アルマダ

 かつての愛車、RX-7は真夏には暑かった。エアコンの効きが弱く(これはエアコンのコンプレッサーが小さいためらしい)、天井が頭のすぐ上にあったので(長身の私は髪の毛が天井に当たっていた)、頭の上もホカホカしていた。それでも好きだったよ、RX-7


 さて、アメリカに来てすっかりスポーツ馬鹿と化した私。朝からサッカーワールドカップを見ていた。

 ドイツ 対 アルゼンチン戦。

 ドイツ恐るべし。左サイドからゆっくりと切り込みゴールエリアまで危なげなく侵入、そしてパスを出したりさらにゴールまで切り込んだりで結局4-0で快勝。奴らは精密機械か?優秀なAIか?インプットされた戦略を忠実に実行しているような印象を受けた。
 ボールを体の近くで巧みにキープし、パス、シュートの精度も日本チームとは比較にならないほどうまい。そしてアルゼンチンを徹底的に分析していたようで、完全に攻略していた。
 ゴールエリアでもドイツ守備隊は積極的にボールを奪いしかもファールが少ない。しかし、アルゼンチン。なんでや?と思うぐらいあっさりとドイツ攻撃陣に侵入を許す。ファールを恐れているのか。
 それと前評判通り、アルゼンチン選手達の審判に対する態度はよくなかった。いつもは体を使って怒りを表現し続けていたマラドーナ監督も終始無言。もう、なす術なしだったね。

 スペイン 対 パラグアイ

 かなりくだらない試合。スペインが勢いよく攻め込みシュートチャンス!ってところでパラグアイの選手がいとも簡単に相手選手を突き飛ばし、そのチャンスをつぶすシーンが続く。まさしく泥仕合。途中で見るのをやめてしまった。パラグアイは相変わらず荒い、それにつられてかスペインのプレーも粗くなっていく。結局スペインが勝ったのでよかったが、パラグアイが勝っていたらまた泥仕合をみさせられるところだった。

 今日の試合の審判はフェアだったように思う。積極的かつ適切にイエローカードをだしていた。

 以上が、今日のワールドカップの感想。

 さて、本題は2010年ツール・ド・フランス!!!!!!

 今日から始まりましたよ。ワールドカップが終わるまではツールとワールドカップを掛け持ちしながら見るので忙しいぞ。

 スポーツ馬鹿万歳。

 ツール・ド・フランス、プロローグ。オランダ、ロッテルダムにて開催。8.9kmの個人タイムトライアルだ!!!

 ロッテルダムってのはきれいなとこだ。風車と運河があり、映像を見ていても心が和む。ヨハネスブルグとは大違い。

 私の注目選手は、当然、ランス・アームストロング。そして、ファビアン・カンチェラーラ

 今日は二人ともいい走りだった。

 トニ・マルティン(ドイツ、チームHTCコロンビア)が暫定トップで10分10秒。

 そしてランスが走り出す。いい感じだ。泳ぐように走り続ける。とても38歳とは思えない。彼はMonsterか。

 10分22秒でフィニッシュ!!! よし!!!

 次に、TTの鬼、カンちゃんが走り出す。

 速い!!!文句なしに速い!!! やっぱり奴の脚にはモーターが埋め込まれているんだ。私たちが筋肉と呼ぶモーターが!!!

 10分00秒でフィニッシュ!! 文句なしの一位だ。

 10分間、平均速度53.4km/hで市街地のコースを駆け抜けたカンチェラーラ・・・・・、すご。


 あー、コンちゃん、ちょっと遅いぞ。まあTTスペシャリストじゃないしこんなもんか。

 それでも10分27秒。

 今日の結果。

 ツール・ド・フランス2010 プロローグ結果
1位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)      10'00"
2位 トニ・マルティン(ドイツ、チームHTCコロンビア)       +10"
3位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ) +20"
4位 ランス・アームストロングアメリカ、レディオシャック)    +22"
5位 ジェラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)        +23"
6位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)        +27"
7位 タイラー・フェラー(アメリカ、ガーミン・トランジションズ)  +28"
8位 リーヴァイ・ライプハイマーアメリカ、レディオシャック
9位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)     +32"
10位 リーナス・ゲルデマン(ドイツ、チーム・ミルラム)      +35"
174位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)           +1'22"

 新城選手は174位か、残念。これからの活躍に期待。

 サッカーでもサイクルツアーでも世界の壁は高い。日本人はまだまだだ。野球のように日本が世界の頂点に立つような日が来ることを期待している。

 最後に、2010年ツール・ド・フランスに関するリンクをいくつか。




 ランスは今回が最後のツールと言っているらしい。最後のツール、そして有終の美、期待してるよ。

 今日は個人TTでチーム戦ではなかったけれど、これからのチーム同士の駆け引き、チーム内での駆け引き、他チームの選手との協力、そこらへんのdealがおもしろい。それがツール・ド・フランス

 歳を取って、リタイアしたら一緒にツールを観にヨーロッパに行こうね、なんて思っています。