次女は歯が抜け、私はでこが割れた日
2月12日、ミネソタ晴れ
温かい!!!
日中の外気温3℃!!!
雪が融けるー!!!
さて、数日前から次女の歯がぐらぐらし始めた。下顎の前歯である。
その後、痛くて泣いていた・・・。あ・ほ・か???
乳歯は早めに抜いたほうが、その後の歯並びが綺麗になると次女は理解しているのでなんとしても早く抜きたかったらしい。まあ、実際のところアホではなくて科学的思考の結果、そうしたのだった。
おかげで歯はさらにぐらぐら。そして、今日。笑顔で私のところにやってきて ”ねえ、おとうさん。歯を抜いて” と・・・。
実は次女にとってこれが初めての抜歯。何でか分からんが、ワクワクしている様子。
まだ抜いたら結構出血するよなぁ、と思いつつ次女の強い希望でその歯の根元に糸を結んで勢いよく引っ張った。
勢いよく引っ張ったので、歯が糸からはずれ天井に当たってどこかに飛んで行ってしまった。
私と妻、長女で家宅捜索。
次女は泣く・・・、”うぇーん、私のファーストトュースなのにー” と。
20分ほど探してようやく発見。その間、次女は自分で圧迫止血をしていたので出血も止まっていた。
そして笑顔でジュースを飲み始めた。
”ねえ、みてみて。ストローが通るよーーー!” って無邪気に喜んでいた。そして、とても誇らしげだった。
”ねえ、みてみて。ストローが通るよーーー!” って無邪気に喜んでいた。そして、とても誇らしげだった。
そして、夕方。雪解け水でべしゃべしゃになった道を走り、久しぶりに外食を摂った。
とてもおいしいピザとパスタで大満足。
そして、帰宅後はいつもの洗車。
ボディー全体に付着した凍結防止剤を入念に洗い落とし、フロアマット(オールシーズンラバーマット)を洗浄し室内を掃除機掛けして濡れタオルでシートを拭いていた。
後部座席のドアを開けて2列目を掃除しようと車内に身を乗り入れようとした瞬間、ドアの角でおでこを強打し軽く幻暈がして膝をついてしまった。
やば!!! メガネ壊れたんとちゃうか??? とメガネを確認したが大丈夫だった。
そして、そのまま車内の掃除をしているとおでこから液体がたれてくる。
汗かと思って触ってみたら・・・、血だった・・・。
ありゃ?と思ってミラーでおでこを見てみたらぱっくりと割れていた。
前額部割創である・・・。やっちまったなぁぁぁ・・・。
まあいいやとそのまま洗車を続ける。その途中も血が流れ落ちてくるがティッシュペーパーで拭きながら洗車を続けた。車を綺麗にし終わってから部屋に戻った。
これが車馬鹿の生き様である。
部屋に戻ると妻が ”誰とやってきたん!!! 吉良上野介みたいだね” と言うではありませんか。ちがうって! ファイトしてきたんじゃないって!!! もうね、そんなストリートファイトをするような年じゃないって。
さて、治療を始めましょう。
まず、風呂に入る。お湯で傷を綺麗に洗う。でえれえ血が出るわな。そんなことは気にせずに、髪を洗い体をのんびりと洗ってから風呂を出る。
そして、圧迫止血の開始。
洗浄、そして圧迫止血後の状態。
真皮は完全に離断し皮下組織が見えている・・・。
真皮は完全に離断し皮下組織が見えている・・・。
さて、どうするかな。って、私はプロなので洗車中にミラーでこの傷を確認した瞬間、どうするかは決めていた。
まあ、この傷で病院に行ったらアメリカの医者はどうするんだろね。縫合するんかな。
私はしません。実際のところ、このまま放置しても治ります。でもね、かさぶた(痂皮)が出来て、いわゆる二次治癒になるので痕が残るんだわな。
日本から持ってきた愛用の品。公私共に愛用しておりました。I love Perme-Roll.
透明なフィルム状のテープです。
ちなみに長女はこの私の傷を見た瞬間、パーミロールを持ってきてくれた。ええ子やのー。
これをまず、傷の片側に貼ります。
パーミロールは透明なので見えにくいですが、向かって右側に張ってあります。
パーミロールは透明なので見えにくいですが、向かって右側に張ってあります。
そして反対側を少々引っ張りつつ貼ります!!!
じゃーん!!! 綺麗に貼れました。
ごらんのようにうまいこと傷がくっついていますね。これで一次治癒が期待できますよー!!!
ごらんのようにうまいこと傷がくっついていますね。これで一次治癒が期待できますよー!!!
ただね、切創(鋭利な刃物で切った傷)ではなく、割創(鈍器によって出来た皮膚の損傷)なのでいくらか傷が残るんだよな。まあね、嫁入り前の身ではないので気にしません。
皆さん、この程度の傷で病院に行くなんてあほですよ。だけどね、放置するってのはもっと愚かです。このように治しましょう。パーミロールに類似するものはドラッグストアーで普通に買えます。
病院で同じような治療をする場合、ステリテープって言う白いテープを貼るんだけど、ちょっと目立つんだよな。
重要なのは
水もしくはお湯で十分に洗い、ごみを落とすこと。
十分に圧迫止血をして傷の中に血の塊が出来ないようにすること。
(ごみも血の固まりも感染の原因になります)
消毒薬は使う必要なし。
フィルムで傷を寄せて貼る。
水もしくはお湯で十分に洗い、ごみを落とすこと。
十分に圧迫止血をして傷の中に血の塊が出来ないようにすること。
(ごみも血の固まりも感染の原因になります)
消毒薬は使う必要なし。
フィルムで傷を寄せて貼る。
以上です。
ただし、屋外の汚いところで出来た傷は破傷風等の危険もあるので不安な方はどうぞ病院へ。
それと、とても深い傷で皮膚の表面だけを寄せただけではその下に空間(死腔)が出来てしまうような傷は病院に行って縫ってもらいましょう。でないと、その死腔が化膿しますよー。
さらに、動物や人に噛まれてできた傷は非常に高率に化膿するので、縫わない場合が多いです。あしからず。