親友、先輩、後輩との再会とうどん

 3月4日、雨

 今週末は地元に帰省していた。

 その目的は、親友というか戦友との再会を果たすため。

 つまりは学生時代の部活のパーティーに参加するため。

 昨日、3月3日、そのパーティーは開かれた。

 現役部員30人以上。集まったOB10名以上。

 盛大なパーティーだった。

 同級生もほぼ全員が集まった。

 3年以上、会っていなかった同級生たち。

 その役職は助教だったり、センター長だったりとえらくなっているのだが、その体型は昔と変わらなかった。

 そしてその笑顔も昔のままだった。

 そんな友と飲む酒は格別においしい。

 先輩や後輩も、皆一様に陽気で逞しい。


 皆、さまざまな人生を送っている。

 しかし、誰一人として負け組みの人生は送っていない。

 人生とは闘うことにありにけり。

 リスクを恐れ、戦いを避け平凡な人生を送っている奴は皆無。

 常に挑戦を続ける人生。

 すばらしきかな。

 そして同期は皆子沢山。

 命のはかなさと尊さを知っているからこその子沢山だと思う。

 そんな私も貧乏子沢山。


 そして、パーティーの途中に、先輩として後輩諸君に話をさせてもらったのだが、その発言を大先輩方が非常に気に入ってくださった。

 それは、”平凡な人生を送るな。守りに入るな。常に挑戦を続けよ。しかし、がんばるんじゃない。”

 これから社会に出る医学部の学生諸君に、”がんばるな” と言う先輩は珍しいんじゃないかと思う。

 ご列席いただいていた大先輩は大病院の病院長をされている方々。

 職員ががんばらなかったら困ることになるのではないか? 私の発言は、非常に困った結果に結びくかもしれず、ご批判を受けるのではないかと愚考していたが・・・。

 スピーチの後に、大先輩方が話しかけてくださった。

 ”アルマダ君、君は非常に良いことを言ったよ。私も常々そう思っているんだ。”

 そういって、先輩のお考えを話し聞かせてくださった。

 今の日本の医療現場における問題に関しての理解が、私と全く同じだった。

 先輩方のご意見を拝聴することができ、非常に有意義な集まりとなった。


 日ごろ、私は物言う新聞、産経新聞を愛読しているが、我々は常に、物言う医者でありたいと思う。

 行政に物言う。先輩、後輩に物言う。

 その発言が、論争を呼ぶかもしれないが、お互いに議論を尽くすことが大切だと思う。

 その点、大先輩方は、歴戦の猛者達。

 議論を避けるような真似はしない。

 そう、闘う姿勢を崩さない。

 自分勝手で論理的ではない持論を述べて、話を誤魔化すような卑怯な真似をする方もいない。

 なんだか、安心した。


 そして、今日。

 家族そろって向かった先は、地元の大好きなセルフのうどん屋さん。
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 セルフだろうが、セルフじゃなかろうが、ここのうどんが世界で最もおいしいです。

 麺のつや、こし、のどごし。つゆの深み、こく、後味。すべてが最高です。

 ちなみに、この写真のトッピング。ちくわ、子海老天、わかめ、おこわのおにぎり。これが、学生時代から今も変わらぬ、マイスタイルです。