WWDC2012 Keynote
6月17日、快晴
今週末も当直だった・・・。
いつも感じる。
当直するたびに感じる日本人の堕落、精神性の崩壊、家族の崩壊。
高齢の親を施設に預け、急変して病院に救急車で搬送されても尚、連絡のつかない子供達・・・。
電話を何回かけてもつながらない・・・。
なんなんだよ・・・。
俺たち医者は、風呂に入る時も風呂の入り口に電話を置いて風呂に入る。
寝る時は枕元に携帯を置いて寝る。
365日、24時間、病院からかかってくる電話に即応出来るようにしている。
そう、ずーっと緊張感の途絶えぬ生活を送っているって言うのに、患者の家族はそうではない。
老健施設と病院に完全に依存した生活に緊張感は伴わないようだ・・・。
今、ギリシャで選挙が行われている。
多分、日本人のほとんどが、”ギリシャ人って怠けものでどうしようもない国だな”って思っているんじゃないだろうか。
そして日本をそんな国にしてしまった多くの理由の一つが、”患者さんの為に”って自己犠牲を美化して働き続ける、偽善者たらん日本の医者達だってのが辛いところだ。それが亡国につながるって思っているのは私だけなんだろうか・・・。
さて、タイトルの件。
先日あったWWBC2012のKeynoteを空いた時間を使って細切れで見ているのだが。
非常に画質が悪く、鑑賞に堪えない。
しかし、新型iPadでは高細密な映像で非常に奇麗。
なんでなんだろう・・・。
そしてその内容。
なかなかいい。
スティーブのプレゼンテーションとは明らかに違うが、彼のプレゼンテーションも味があってよい。
これまでWindowsパソコンでもハイレゾルーションのディスプレイに対応していたのだが、ハイレゾのディスプレイを使ってブラウザーを使ったりすると単純に字が小さくなって目が疲れるってのがオチだったが、このMacBook proは違う。
滑らかな文字、美しい写真、1080pの映像がそのままのピクセルでディスプレイの一部に映しながら編集が出来る。
デスクトップPCでこれは普通なんだが、ラップトップでこれが出来る。
でも・・・、実はWindowsのラップトップを”買わなければならない”状況になっている。
それは、職場のネットワークプリンターがOSXでは動かないから。
それは、愛用している統計ソフトがOSX用ではないから。
うーん、どうしよう・・・。