日本柔道? へえ、そう。そんなもん。

 7月30日、快晴

 今日も暑い。

 仕事を終えて、激坂を全力でヒルクライム

 なんと、今日、絶好調。

 心拍数が180bpmを超えた!!!

 しかし、自宅に辿り着いた時には、意識朦朧。

 ふらふらしながら、冷蔵庫からアクエリアスを出してがぶ飲みして、サイクルジャージを着たまま庭にあるプールに浸かった。

 クーリングされていくこの体。

 ああ、生きている。

 そう、生きている。

 今、生きている。


 さて、表題の件。


 連日続く、柔道。

 柔道経験者として激烈応援中。


 しかし、毎晩、毎晩、胸くそ悪い思いをしてから寝ている。

 ああ、なぜそんな負け方をする。戦い方をする。

 寝付きが悪すぎて、たまらん。


 なぜ、そんな中途半端な組み手で技をかける。

 なあ、諸君、これが真剣勝負か?

 死ぬ気でやってるか?

 本当に、死ぬ気でやってるか?

 死を覚悟しつつも、強烈な理性を保ち、勝つ為に何をするべきか考えているか?

 え? 相手が強すぎる? そうかよ・・・・・。


 情けないぜ。

 やっぱり、平和ぼけしてんだよ。お前ら。


 平岡・・・、それがお前の生き様か?

 福見、未熟すぎる。世界を知らぬ、自分を知らぬ。精神的に弱すぎる。もっともっと、世界に出て精進せよ。その、心を鍛えよ!!!!!!!

 中村? なんだ? それ?

 海老沼、良し。その、表情、良し。攻め方、良し。潔し。しかし、若い。


 武道家、そして外科医として生きていると、なんだか日本人選手の所作が、こらえきれぬほどむかついてくる。

 それが、お前らの言う、命がけの生き方なのか???

 結局、お前らも平和ぼけしてるだけだろ。

 この、生温い社会保障制度が阿呆ほど充実した日本国での生活で、毒されて、甘やかされて。

 その命を、闘いを、自分と家族の命を守る為に戦ったか?


 練習は、当然死ぬ気で頑張ったんだろうよ。

 しかし、死の危険を感じたか?

 本当に命をかけて戦ったか?

 どうせ、家族揃って、やっすい日本の世界最高の医療にどっぷりと浸かっていたんだろう。


 なんだかな。柔道って日本の武道だろ。日本人の命だろ。

 それが、他国の選手に蹂躙されてるってのが、許容しがたいんだよ。


 しかし、今宵は違う。

 中矢、松本。

 そう、中矢、松本。


 やってくれ!!!!!


 なあ。

 平和ぼけしていない日本人もいるんだって教えてくれよ。

 死を覚悟して、すべてを投げ打って闘っている日本人もいるってことを愚民達に伝えてくれよ。

 言い訳はやめてくれ。

 インド人ばりの自己正当化はやめてくれ。

 そうでなければ、学生時代にのめり込んだにっぽん柔道が嫌いになりそうだ。


 負ける理由を探しているのか?

 言い訳を探しているのか。

 その涙は何の涙だ?