ミネソタの夏

 6月18日
 今日は6時起床、7時集合。快晴。朝は肌寒かったので冬用のコンプレッションアンダー(アンダーアーマー)をつけてジテツウ。寒くも無く、暑くも無くちょうど良かった。そして仕事を終え、6時過ぎに帰ろうと思い外に出たら、もわーっとキタ。気温も高いが、今日は湿度がすごい。半袖サイクルジャケット、短パンで帰路は走った。汗がベトーっと皮膚にまとわりつく。夏用のアンダーも持ってきとけば良かったと反省。
 家について温度計、湿度計を確認すると、室温82.2°F(=27.899℃)、外気温82.3°F(=27.944℃)、室内の湿度58%だった。ちなみにアパートの窓は全開の状態。日本にお住まいの方、たいした事ないとお感じでしょう。帰路、自転車をこいでいるときは湿度は75%ぐらいだろうと推測していた。しかし58%・・・。もう体がミネソタの気候になれてきているのだ。すぐにエアコンをつけてしまった。普段の湿度は40%前後なのだから58%でも湿度が高く感じられるのだ。
 先日、ちょっとした事件があったので報告したい。職場ではエアコンの設定温度が自由に変更できる。先日、設定温度が70°F(21.111℃!!)になっていて寒かったのでエコロジストを自称する私(あくまで自称であって客観的に判断するとエコロジストとは言えないと思う)は同僚に温度を変えても良いか確認した後に75°Fに変更した。それを見ていた、同僚のインド人Mが”なんて事をしたんだ、大変な災害が起きるぞ”とおびえながら私に言った。え?変えても良いって言ったよね?。彼にその意味を尋ねようと思ったら、足早に部屋を出て行った。何が起きるのかいろいろと考えた。もしかしたらエアコンが壊れてしまうのだろうか?。しかし何事も起きない。同僚のアメリカ人Bに尋ねると、にやっと笑うだけで教えてくれない。
 後日、”disaster”の詳細が判明した。同室者にBMIが30近いであろう20代前半?の女性がいる。彼女は非常に自己主張が強く、そして暑がりなのだ。ちょっとでも気に入らない事があると"You hate me!! ○×△□×○・・・・・"と大声で怒鳴っているのが良く聞こえる。幸い私はまだ言われた事が無い。私がエアコンの設定を変更した直後、私のいないときに設定温度を70°Fに戻したようだ。そう、彼女なりにすこし私に遠慮して我慢していたらしい。
 この件があって以降、職場にパーカーやフリースジャケットを持って行くようにしている。この夏場に21℃は寒すぎる。かといって私にあわせて温度を変えるわけにもいかないし、この女性と争いになるのも避けるべきだと判断したからだ。おかげで背中に背負う荷物が増えてしまった。
 ここミネソタエコロジーなんて全く無視した、人工的な室内環境がどこにでも作られている。寒いときはがんがんに暖房を入れるし、暑いときはがんがんに冷房をかける。なのでスーパーやショッピンモールにいくときも外ではTシャツ1枚だが、店内で着れるように薄手のジャケットを持参して行くようにしている。確かに気温の変動が激しい気候なのでエアコンを多用するのも無理は無いと思う。そして私も、もうじきそれに慣れるのだろう。