シャワーヘッド

 今日はアメリカの風呂に関しての報告。家”電”ではないか。しかし、それと同等に重要なことだ。
 アメリカの風呂は日本のように洗い場は無く、バスタブしかない。渡米してしばらくは洗い場がないことに違和感を感じつつ体を洗っていた。バスタブも小さく子供たちと入ると、私は常に立っていなければならない。バスタブに肩までつかろうものならば、子供たちからブーイングの嵐。身動きが取れないのだ。だったら自分たちだけで入れぇー!!!一緒に入ろうなんていうなぁー!!
 そしてバスタブは浅くて、体全体を暖めることが困難だった。4月はまだ寒く、ずっと立っているとなんだか情けなーい気分になってくる。子供達はぬくぬくと笑顔でバスタブに浮かんでいる。
 この”風呂場でくつろげない問題”の解決策を以下に報告する。

 シャワーヘッドがこれだ。
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 いままで、シャワーヘッドについて考えたことも無かった。シャワーヘッドという単語もこちらに来て知ったぐらいだ。このシャワーヘッドは角度がわずかしか調節できない、そしてなぜが照射範囲?が狭い。いくらまわして調節してもちょろちょろとしか出ない。立ったままこのシャワーに打たれてもちっとも温かくないし、シャンプーもなかなか洗い流せない。同様にボディーソープもなかなか落ちない。この時も、引っ越すしかないか?と思った。
 しかし、その後、妻が知り合いの方から情報を仕入れてきた。”シャワーヘッドは自分で好きなのに交換するらしいよ”、、、、なにぃ!!そうなのか!その日のうちに調査を終えすぐにAmazon.comでぽっちたのがこれ。

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 届きました。新型。輝いている。こちらのアパートにはバスルームが2つあるので2個購入。異なるタイプを買った。
 通常は、アパート専属でいろいろなメンテナンスをしてくれる中年白人男性のM氏に取り付けを頼むらしいが、私は待ち切れず近くのTargetに特殊なレンチを買いに行った。ちなみに私はこの渋い中年M氏の事をその容姿から”殺し屋”もしくは”アサシン”と呼んでいる。M氏は昼間は網戸の張替えや芝生への散水作業、プールの手入れをしているが、夜は真っ黒なコートをまとい、サイレンサー付のピストルでピュン!ピュン!とやってそうに見えるのだ。彫りの深い顔、鋭いまなざし、見事な体型。おそらく彼は利き腕を人に預けたりはしないのだろう。ハローと挨拶すると彼はにっこり笑ってくれるが、私の笑顔は恐怖で引きつっている。

 さて話を元の話題に戻そう。取り付け作業を自ら行い、完成したのがこちら。(この写真、わざわざ一眼レフにスピードライトを装着しバウンスさせて撮影したものだ。ちょっとそんなことをしている自分が恥ずかしかった)
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 まばゆく輝いている。いずれも壁面に固定されている部分と、取り外しが出来る部分で構成されている。また、そのいずれかもしくは両方から水が出るように調節が可能だ。使用してみると、シャワーの広がる範囲も広く、流量も多い。これでまた、ミネソタ生活が快適になった。