18年

 1月17日、晴れ

 今年の冬は寒い。

 ただいまの外気温0℃。

 室内も暖房をつけていなかったら11℃になる。


 あれから18年が経ったのか。

 そう、阪神・淡路大震災

 当時は岡山に住んでいた。

 震災が起きた時、寝ていた。

 激しい揺れを感じた。

 壁が30cm幅で揺れた。

 家族全員が飛び起きて、被害が無い事を確認し再度寝た。

 そして、朝起きてテレビをつけた。

 そこに映っていた映像を見て、呆然とした。

 神戸が燃えていた。


 あれからもう、18年も経ったのか・・・。

 あらためて当時の被害をいろいろと調べてみた。

 今、神戸に住んでいるが当時の被害状況を身をもって体験している訳ではない。

 自宅周辺もかなりの被害が出ていたんだな・・・。

 ビルは倒壊し、山は崩れ・・・。


 それから震災に強い街になった神戸。

 もしも今、巨大地震が起きても自宅は山の中腹にあり、津波の被害は受けないだろう。

 耐震性のある建物なので倒壊もしないだろう。

 地盤も堅い。

 しかし、電気はとまりガスはとまり水も出なくなるはず。

 水は近くの清流でいくらでも手に入るか。

 でも、この寒さをどうしのぐ・・・。

 ミネソタ極寒仕様の服を着ればどうにかなるか・・・。

 食べ物は・・・、移動手段は・・・。

 うーん、どう考えても震災に大して十分な備えは無い・・・。

 飲料水、電源が不要な石油ストーブ、灯油、カセットコンロ、カセットコンロのガスボンベ、発電機・・・・・、保存食・・・、などなど、備蓄しておきたいものはいくらでもある。

 飲料水の蓄えはしている。BBQグリルとガスボンベはあるので数日間は食べられるか・・・。

 いやそれ以前に、大災害が起きたら、家族の安全を確保した後、すぐに勤務先の病院に行く必要があるな。

 そんな事を考えながら、かの大震災で失われた御霊の冥福を祈り黙祷したのだった。