どうなんだろね

 5月19日、雨

 何ともけだるい。

 当直開けの朝。

 何時間寝た?

 合計で3時間ぐらいか?

 そして、当直開けの勤務が日が開けても続く。


 どうなんだろね。

 まあ、いろいろあるわな。

 日本の医者は、未だに”主治医制度”で働くわけで、受け持ち患者とは一身同体。

 でも、それをこなさぬヤツもいるわけで。

 どうなんだろね。


 主治医制度に批判的な私としてはそれをこなさぬヤツを名指しで非難する気にはならないけれども。

 でも、現行の状況で、それが結果として患者の不利益になるならばそれを正すように言わなければならないよな。


 患者は医者を選べる。

 医者は患者を選べぬ。

 その手術が9割の生存率でも、残りの1割の患者は死ぬ。

 その死んだ1割の患者にとってはそれは死という結論がすべてであって、9割の生存率なんて関係ない。

 患者が医者を選べると言っても、担当医は選べぬ場合が多く、手術は名医が行ってもその後は未熟な医者が診る事があり。

 その未熟な医者がその患者の生死を左右する事もあり。

 かといって日本の医療は世界最高である事にはかわりはなく。

 あえて、その未熟な医者で、未熟さを理解せず受け止めぬ愚か者を ”叩き潰す” 気にはならず。

 しかし、教育的指導は必要で。

 この歳になると様々な立場から物事を判断する必要がある機会が増えますね。


 いずれにしてもプロフェッショナルとしての気概と誇りと責任を自覚し実践出来ぬようなヤツに、我らが祖国の日本の医療を背負ってもらいたくは無い!!!

 そう思うんだよ。


 そう、俺たちはプロフェッショナルなんだぞ!!!

 その誉れを汚すヤツはすぐさまこの戦場を去れ!!!

 お前も日本において医者としてプロである為には、私生活、その家族を完璧に犠牲にし、ただ一心不乱に患者の命を救う為にその身を犠牲にしてでも奉仕せよ!!!!!!