Winter Storm

 12月9日、ミネソタ

 昨日から吹雪が続き、朝起きてみたらアパート周辺は深いところで40cmぐらい積もっていた。

 ミネソタは気温が常に氷点下で雪がパウダーなので吹き溜まりに雪が沢山集まっている。車には2cmぐらい積もっているだけで、ブラシではたけばすぐに落とせる。

 つるつる滑りながら今日も出勤。

 長い長い会議を続け、そして同僚の論文の査読をして仕事が終わった。

 さてとっとと帰りましょう。

 オフィスで身支度をしていたら妻から電話がかかってきた。長女のブーツを買いに行こうとのこと。

 これまで、長女はミネトンカブーツで学校に行っていたんだが、今日この積雪の中、校庭で運動しブーツの中が雪まみれになり冷たかったらしい。これはいかん。本人はあまり気にしていない様子だったが。


 オフィスを出て駐車場に向かうところ。(歩道)
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 車道は除雪されているのでところどころアスファルトが見える。歩道も小型の車ATVで除雪されているものの圧雪路となっている。

 FFは雪道を曲がっているときにあまりアクセルを踏めない。踏むと前輪のトラクションが失われてアンダーステアでコースアウトしそうになる。実はFF車を所有するのはこれが始めて。今まではFRか4WDの車しか所有したことがない。

 今日はとうとうコーナーを曲がっているときにサイドブレーキを使ってしまった・・・・・・・。

 帰宅時の気温は華氏8度。

 帰宅してみると子供たちのジャケットが干してあった。子供たちはこの雪の中、ソリをS先生から借りて1時間遊んでいたらしい。

 S先生ありがとうございました。


 帰宅してすぐにSt. PaulのThe Northfaceに向かう。

 今日のアルマダさん。
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 4x4モードは4Hにしてある。
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 長女のブーツを購入し店の駐車場から出るところ。
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 除雪があまりされておらず圧雪路であった。

 帰り道。フリーウェーはごらんのように雪なし。
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 Northfaceから出発してすぐ、Low tire pressure warning light(タイア空気圧低下警告灯)が点灯した。

 こんなことは初めてで、ちょっと驚いたが、タイアの空気圧を確認してみるとこのようになっていた。
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 アルマダにはTPMS Tire Pressure Monitoring System タイア空気圧監視システムと呼ばれるものが装備されていて実際の数値をこのように確認できる。

 この表示されている値から分かるのだが、パンクして空気圧が下がっているわけではなくタイア内の空気の温度が低下して圧力が下がっていたのだ。

 しばらく走ればタイアが温まって圧が上がるだろうと思っていたが走りはじめが27psiで結局29psiまでしか上昇しなかった。

 ちなみに今、アルマダが履いているのはContinentalのContitracというオールシーズンタイアであるが、適正圧はcold condition(タイアが冷えた状態)で35psi(2.46kgf/cm2)である(正確に言うと”アルマダに装着した場合は”35psiが適正圧である。Contitrac自体は40psiまで対応している)。FD3Sのタイアは普段は2.2kgf/cm2にしておいて、サーキット走行前は1.9kgf/cm2にしていたのでかなり高い値だといえる。
 また、自転車で言うと、ロードバイクのタイアは120psi、MTBのタイアは40-65psiが適正圧だったりする。いかに自転車のタイアの空気圧が高いかが分かる。

 明日にでもタイアに空気を入れてこよう。(ホントは窒素を入れたいんだけれど)


 さて、今日は”赤いやつ”で通勤し、アルマダで買い物に出かけたのだけれど、全く違う。

 ”赤いやつ”はまさにゴーカート。

 アルマダは”雪道走行ロボット”。

 VDCによって車両の挙動が制御されていて適当にハンドルを切っても、適当にアクセルを踏んでも普通に曲がる。アンダーにもオーバーにもならない。かなり意図的にやらないとオーバーステアにはならない。

 少々乱暴にブレーキを踏んでもABSが作動して普通に停止するし。うーん、すごい。車って言うよりロボットだ。

 ただ、車重が重いのでオーバースピードだけは注意しないといけない。

 もし、ミネソタの雪道を本当に楽しみたいなら、インプかエボをお勧めする。ちなみにアメリカではランサーエボリューションのことを ”エボ” ではなく ”イボ” と発音する。なんか変。

Motor Trend: Evo X vs. STi on Snow



雪道ドリフト 全開でインプレッサを猛チャージ!!
 この動画に写る2台の車。非常に上手い。フェイントモーション左足ブレーキ、すべて安定感あり。たぶんプロもしくはセミプロでないかな。

 ちなみに私、F1は見ませんが、WRCは見ています。

 最後にプロの走り。

すげーよ!ドリフト。高度な技術に感動♪インプレッサの戦闘力
ドライバーはスバルのKen Block
アメリカ人である。ぶっ飛んでますねー。途中、右リアをヒットさせてみたり、"SPEED LIMIT 5"て書いてあるところを爆走してみたり。ただ、セグウェイにっている人はマスクをしていたほうが良かったと思う。

さらにKen Block

KEN BLOCK GYMKHANA TWO THE INFOMERCIAL
なんで風船や蛍光灯を踏み潰さないといけないのか理解できません。それに人形の右腕をへし折ってますね、よくないですね。
それ以外はgreat! 最後には人形ではなく人間でやってます。

さらにこちら、アメリカ人ってこんなノリです。

GYMKHANA 2.1, BLOCK vs DYRDEK
うーん、cool  途中かなり危ないシーンがありますが。 最後にこぶしをぶつけ合って終わり。これ私もアメリカン外科医と時々してます。

さらにこちら、先ほどの驚愕の映像はかなりの編集が入っています。セグウェイのおじさんが轢かれています。これがアメリカ。それでも十分すごいですが。

KEN BLOCK GYMKHANA BONUS VIDEO

 日本でスバルがこんな映像を公開したら頭がおかしいんじゃないかと非難が集中しそうですが、ここはアメリカ、大丈夫です。