かわいそうな車たち

 1月22日、ミネソタ

 気温が上がってとうとう雨が降ってしまった。霧雨のような雨だった。

 地球温暖化が気になる今日この頃。

 しかし、冬になってから”あっさり”車で通ってます。ちょっと自転車で通うのって現実的ではないので・・・・・・・・・、セントポールミネアポリスを行ったりきたりすることもあるので・・・・・・・・・と少々言い訳。たまに休日に雪の上を走るぐらいになってます。
 でも、このぐらい温かくなると(外気温-1℃)自転車乗りが出没します。今日も、仕事帰りに駐車場まで歩いていたらかなり本気なロードバイク乗りを見かけました。レーパンにサイクルジャージなんだけれど、ノーヘルだった・・・・・・・・、あぶねえよ。ところどころ路面は凍結しているってのに。

 さて、私の通勤ルートのとある所に非常に車にとってかわいそうな道がある。路上駐車がOKな道なんだけれど、夏場は特に問題にはならない。が、今はヤバイ。除雪された雪が道路脇にたまっていき、少しずつ路駐の車が車道によってきてこうなってます。

 まず1台目。(実はこれ1台目じゃなくて4台目ぐらいなんだけれど)
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 ドアミラーがないんです・・・・・。
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 そして2台目。
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 よかった、ドアミラーがある・・・・・・。配線でぶら下がっている状態だけれど。
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 この道を走るとき私はあまりその道幅が気にならない。普通にすれ違いが出来る道幅がある。しかし、対向車はかなり用心して走ってきて、お互い交互にやや広いところで一時停止して譲り合ってすれ違っている。”え!、普通に走ってもすれ違えるだろ!” と思うのだが私が普通に走ると対向車が停車したままになるのであえて一時停止して譲り合っている。たぶんアメリカ人からみると ”こんなに狭いのにつっこんできて!” と思っているに違いない。

 アメリカの道路は日本人の私から見ると非常に広い。すれ違いに困るような道路はほとんど無い。日本では住宅地や市街地でもすれ違いが出来ない道路が沢山あるが、アメリカにはほとんど無い。なので横方向の車両感覚がアメリカ人は劣っている。その結果、目測を誤り、路駐している車のドアミラーをもぎ取っていく。のだと推測する。

 ミネソタではドアミラーの無い車が沢山走っている。今までその理由がよく分からなかったが、ドアミラーを失う原因のひとつは上記にあげた事象ではないかと思う。

 そして左側のドアミラーが無い車=当てられた車、右側のドアミラーが無い車=当てた車、の確率が高いと思う。

 でもね、ドアミラーがなくてもみんな普通に走ってるんだわ、ミネソタ

 しかし、いままで日本(中国地方、近畿地方四国地方)で仕事をしてミネソタに転勤してきたのだけれど、ミネソタの運転マナーは文句なしで一番良い。
 一方、今までで最悪だったのが、地元、岡山なんだよね。無茶な追い越し、割り込み、ウインカーを出さずに曲がる、車線変更する、右折待ちしていてもなかなか譲ってくれない、車線変更しようとすると車間距離をせまくして入れないようにされることなんか当たり前だった。私は少々やんちゃな車に乗っていたのでむしろ道を譲ってもらっていたが、時々、国産のおとなしい車に乗ったりするととたんに周りの車の運転が荒くなるんだよな。それでもChinaの自動車マナーに比べたらはるかにマシか。

 ミネソタのどかです。