Microsoft Office 2010 ベータ版

 3月2日、ミネソタ快晴

 いやー春だ! 朝は相変わらず氷点下だけれど昼間は外気温5℃!

 朝からセントポールで仕事(実験)をして、検査待ちのときに室内にいるのは楽しく無いのでスタッフ全員と外に出てひなたぼっこをしていた。

 Beautiful day!

 皆の口からこんな声が上がるほど、雲ひとつなく晴れ渡った空は青く、まぶしく輝いていた。

 ひなたぼっこしながらしていた会話の内容はなぜかWindows 7。スタッフの一人が先週末に苦労してWindows 7をインストールした話で盛り上がっていた。アップグレードの途中でブルースクリーンが出てしまい。すべてやり直して合計7時間もかかったとのことだった。Windows 7だから7時間か?なんて話をしていた。彼は32bit版をいれたらしいが、32bit版と64bit版の違いをその場にいた誰もが知らず、私にその違いを知っているか聞いて来たので、4GB以上のメモリーを64bit版なら扱えるんだよと知っている範囲で答えておいた。


 さて、最近、画像処理ソフトでかなり複雑な画像処理を行っている。職場から支給されたDELLのLatitude E6400は当初はかなりのオーバースペックかと思っていたがこうして画像処理を行っているともっと速くても良いのではないかと思えてくる。人間ってのは強欲な物だ。


 現在、私物のMacBookと自宅に置いてあるDELL Inspiron 530と職場から支給されたDELL Latitude E6400の3台のパソコンを用いて仕事をしている。

 MacBookにはMicrosoft Office 2008 for Macが、DELL Inspiron 530には遥か昔から使い続けているOffice 2000が、職場のLatitude E6400にはOffice 2007がインストールされている。

 この3種類のOfficeを使い分けつつ仕事をしていると、どうしてもInpiron 530に入れてあるOffice 2000があまりにも貧そに感じられてしまう。そんなわけで先月、Microsoft Office 2010 ベータ版をインストールしてみた。

 Office 2010のインターフェースはOffice 2008 for MacよりもOffice 2007に近い。Office 2008 for Macをメインに使っていたので未だに2007や2010は使い慣れず、時々ネットで使い方を検索して使用しているような状態だけれど、慣れてしまえば大丈夫だろう。

 Office 2008 for Macを使う前は学会口演にはKeynoteを使っていた。Powerpointよりも奇麗で洗練されたプレゼンが作れたからなのだけれどPowerpoint 2010はKeynote並みに見栄えの良いプレゼンが作れそうな気がする。(まだ作った事がないのでわからないが)

 Office 2010 ベータ版はこちらからダウンロードできる。
  Office 2010 ベータ版ダウンロード提供開始!
  http://www.microsoft.com/japan/office/2010/beta/default.mspx

 Office 2010 ベータ版のホームページには ”Office 2010 ベータ版は、2010 年 10 月 31 日に機能を停止します。その時点でユーザーは試用版をダウンロードするか、Office 2010 の製品版を購入するかを選択できます。” と書いてあるのでとりあえず、試用出来るのは2010年10月31日までだけれど、ベータ版とは思えないほど良く出来ていてただで使用出来るので一度は試してみる価値は十分にあると思う。現在の所、Inspiron 530にはOffice 2000とOffice 2010が共存しているが、もし気に入ればOffice 2010の製品版が発売され次第、購入するかもしれない。まあ、10年前に発売されたOffice 2000でそれほど不満はないけれど。

 Office 2010の値段は英語版でOffice Home and Studentはパッケージ版が149ドル、製品キーカードが119ドルと発表されている。Office 2007の値段を調べてみると日本語仕様は英語仕様の3倍ぐらいしているので、Office 2010の日本語版は4万円前後になるのだろうか。日本語仕様にすると値段が3倍になるってのはなんだか大損をしているような気がするけれど、仕方がないのだろう。

 とにかく海外で開発されたソフトの正規輸入版や日本語バージョンは理不尽にも思えるほど高い物が多い。たとえばEndnote X3は日本で購入したら\52,290もする。一方、アメリカでEndnote X3を購入すればEndnote X3 for Macintoshで199ドルで買える。この値段の違いには驚かされる。このEndnoteは日本用にローカライズされた物ではないにもかかわらず、2.5倍以上の値段がついているってのはどうしてなんだろうと思ってしまう。今は日本で購入したEndnote X2を使っているが、アメリカで購入したって(個人輸入したって)なんの不都合もなかったなと思えるのだから。