今日の仕事 & 第37回ミネアポリス・セントポールインターナショナルオートショー(マツダ編)

 3月8日、ミネソタ曇り

 とうとう!出勤時の外気温が0℃をうわまった!!!

 こんなに嬉しいとは!

 さて、朝からミーティング。約2時間。週明けは英語が満足に口から出てこないので月曜日のミーティングは苦手なんだよな。でも、しゃべらないといけないことはたくさんあるので、喋り捲っている。そんな私のつたない英語を真剣に聞いてくれる同僚諸君に感謝。

 そして、朝のミーティングの後、午後のミーティングの準備。Powerpoint 2007を駆使してきれいなプレゼンを作成。そして昼食後にミーティングが始まった。大ボスはもちろんのこと、管理職の諸君が勢ぞろいしてやや緊張感漂う中、会議は始まった。

 みんな言いたいことをしゃべりまくるので、こちらも上手に他人の話をさえぎりつつ言いたいことをしゃべる。あまりにもしゃべるので大ボスが ”君の言いたいことは十分理解できるし、いい考えだと思う。ありがとう” とさらに私の話をさえぎり話し始める。

 まさにアメリカの討論会って感じのこのミーティングはかなり楽しい。ほんとうにみんな言いたい放題。とくにマネージャー職の人々はしゃべって何ぼの立場なので ”あほか?おまえさん?” とこちらが思ってしまうほど正直に自分の疑問や改善策を口にする。一方、最前線で働いている私は自分のやっていることをすべて把握しているので説得力のある力のある話ができるからむしろ楽っていえば楽だ。しかし、討論で盛り上がりすぎ、準備したプレゼンは使用することなく、自分の主張をホワイトボードに書いて力説して終わった。あー、せっかく準備していたのにちょっとオレも熱くなりすぎたか?

 そして仕事柄、以前から病理の仕事をしている人とコラボっているのだが、その彼と今日初めて会った。当然、お互いの仕事内容は把握しているので非常に話しやすく、まるで旧知の仲のようだった。しかし、彼に ”以前、会ったことありますよね? うちのオフィスに来てくれましたよね?” と聞かれ、”Sorry, I don't think so.” と答えた。彼は以前働いていた日本人のA先生と私を勘違いしているようだった・・・・・・。確かにファーストネームがとても似ているんだけれど、風貌は全く違うんですけどね・・・・・・。アメリカ人には日本人はみんな同じに見えるんだろうね。その彼にミーティングの後、私の準備していたプレゼンを見てもらい問題点や今後の作戦を相談していた。そして、その話も終わり、”Nice to meet you again.” と握手をして別れた。

 明日から、再び怒涛のごとく実験が始まる。非常に楽しみだ。

 Make my day!!

 さて、仕事の話はこれぐらいにしておいて、表題の件。オートショーの続きです。

 今日はMazdaブース編

 マツダも北米で頑張っている日本車メーカーの一つ。街中でもよく見かけるのがこれ。

 Mazda3 5-door
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 日本名、アクセラですな。めっちゃコンパクトな車でアメリカの広い道が似合うとは思えないが、かなりよく見かける。同僚の女性外科医Vもこの車に乗っている。以前のようにでっかくて派手な車は今ではあまりアメリカ受けせず、アクセラのようなコンパクトでスタイリッシュな車が若い女性にも受けているようだ。

 マツダフォーミュラカー
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 とても小柄なフォーミュラで、車体にはAdam Christodoulouの名前が書いてある。どうも、Star Mazda Championshipというレースに使用されたフォーミュラらしい。

 RX-8
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 日本名、RX-8です。そう、RX-7無き今、唯一のロータリーエンジン搭載の国産量産車。どこまでもまわるロータリーエンジン。その為、レブリミットの手前で ”ピー” っと警告音が鳴る車。その警告音を無視してもまわしたくなるエンジン。そして前後の重量配分が適切で、コーナリングを得意とする車。ロータリーエンジンを語りだすときりがないのでこの辺で。

 ちなみに、私もRX-8が発売された直後に、愛車のRX-7でディーラーに乗り付け、RX-8の試乗をした。エンジンはロータリーにふさわしくどこまでもまわるんじゃないかと思わせるほどパワーがトップエンドでも衰えず軽快に回るエンジンだったことを覚えている。試乗に行く前はRX-7からの乗り換えもありかなと思っていったのだが、それは無かった。なぜかというと、NAのためパンチ力に欠けること。そして乗車姿勢が乗用車的であったことが要因であった。
 RX-7はロータリーシーケンシャルツインターボエンジンで比較的マイルドな味付けであったもののターボエンジン特有の麻薬的な加速が5000回転を超えたあたりから味わえたのだが、このRX-8の自然吸気ロータリーエンジンはあまりにもマイルドで物足りなかった。そしてあまりにも乗用車的な乗車姿勢、すなわち座面が高く、そして視点が高い車で、車との一体感が非常に乏しかったのだ。

 さて最後に、妻から ”未練がましい!!” と今更ながらお叱りを受けそうであるが、愛してやまなかったRX-7の写真を載せておきたい。

 私の愛車、RX-7のコックピット。
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 はるか昔、この車に試乗すべくマツダのディーラーに向かったとき、偶然にも同型のRX-7が置いてあり乗せてもらうことができた。まるで地面に寝そべるかのような乗車姿勢。これでまともにペダルを踏めるのかと初めは思った。そして、エンジンを始動。ブリッピングするとロータリー特有の横方向の振動が体を襲う。まるで生き物のように回るエンジン、それに呼応するかのように身震いするシャシー。その場で購入を決めるのに十分な魔力を持っていた。ちなみに、この時、接客してくれたディーラーマンとはその後もいろいろな形でお付き合いすることとなる。それだけいい人だったってことだ。

 さらに、岡山国際サーキットにて
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 とある走行会に後輩から声をかけられ参加した時の写真。車好きの同級生も誘い出走したのだが、これが愛してやまなかったRX-7との最後のサーキット走行となった。サーキット走行中に事故って壊したわけではなく、渡米が迫っていたためこの走行会の直後に愛車RX-7を手放すこととなったのだった。

 今はNissan Armadaという巨大なアメリカンフルサイズSUVに乗り、車馬鹿の欲求を満たしているが、今度、自分の愛車として購入する車は是が非でもピュアスポーツカーにしたいと願う、三姉妹の父であった・・・・・・・・。

 娘たちが車の免許を取り車馬鹿の血を受け継いでくれた頃、娘たちとサーキットに走りに行きたいものだ。

 ”おとーさん、あのコーナー突っ込みすぎだよー。あれじゃー立ち上がりにトラクションかけるのが遅れるでしょう! それじゃあ、あのストレートでのびないじゃん” なんて怒られてみたいものだ。