蒸し暑い・・・・
6月17日、ミネソタ快晴のち曇りのち雨。
午前中は晴れ渡った快晴だった。しかし、蒸し暑い。今日も汗が止まらなかった。
しかし、建物の外に出てみると暑いのは暑いのだが、青くて澄み渡った空が美しかった。
It's beautiful!!!
さて、今日は印度の問題児を教育するために、また、彼の希望通りいつも私がしている仕事をさせてあげた。
大動物から対象とする臓器を摘出する作業。
結果発表
50分(私はいつも15分前後)
損傷してはいけない小腸を切ること3回
その他もろもろ
損傷してはいけない小腸を切ること3回
その他もろもろ
わかってくれたかなー。
50分で終わったのも私が要所要所で助けてあげたからなんだけどなー。
温阻血時間がいつもの3倍以上になったので当然、今日の実験結果は散々なものに終わったんだよな。
いつもなら自分の仮説をしゃべり続ける彼も、今日は無口だった。
わかってくれたのかな?
私の研究施設では歴史的に見て必ず日本人のwell established surgeonが働いていた。当然、大ボスの意向があってのことだ。
その理由がわかってくれたかな?
無理かもしれんな・・・・・・、客観的に自分の置かれた状況や自分の能力を理解できない彼だからな・・・・・・。
ハサミの持ち方、鑷子(ピンセット)の持ち方、持針器の持ち方から教えないといけなかったもんな・・・・・・。
印度で外科のコースをとっていたってのは嘘かもしれないなと今日は思ってしまった。
これまで私の手技を100回以上見てきたはずなのに・・・・・・・・、次はどうしたらいいって何度も聞くんだもんな・・・・・・・。
さあこれからどうしたいんだろう。
今日は君の手技を見ていたいつもは穏やかなアメリカ人のスタッフ達もかなりいらだっていたんだよ。気がついたかい?
アメリカ人の若手外科医はこんな時、”私の技術はまだ未熟でした” って正直に認めたんだけどね。
まあ、ここに書いたことを君に直接伝えても、君のそのとてつもなく大きな”プライド”を傷つけるだけなのでやめておくから、自分で気づいてね。