荒れるツール

 7月15日、ミネソタ晴れ

 やりました!!!新城選手!!!!祝6位!!!!


 ツール・ド・フランス、第11ステージ。緩やかな下りの続くこのステージ。終盤のプロトンの速度なんと62km/h。

 とんでもない速度でプロトンが突進していく様を見ていると、あの中にいる選手たちは怖くないだろうか・・・、と思ってしまう。

 そして、ゴール手前、スプリント勝負になり、なんと!!!チームコロンビアのマーク・レンショウがガーミンの選手に頭突きを繰り返すではありませんか・・・・・、その後もタイラー・ファラーの進路をふさいであわや落車か!!!

 結局、チームメートのレンショウの働きもあってカベンディッシュが勝利した・・・・・・・。

 その後のインタビューで、タイラーは”こんな高速で走っているときには安全が一番重要なんだよ・・・・。” とマーク・レンショウの行いを間接的に非難していた。

 一方、マーク・レンショウ。自分の行い(頭突き、進路妨害)をチームの為、カベンディッシュのために最高のことをしようとしただけだと説明・・・・・・。

 カベンディッシュもマーク・レンショウは重要なんだとインタビューで語っているが、表情はいまいち冴えない。

 あー、どうなるんやろ。あんなことしといて。なんつったってツールは紳士のスポーツだぞ。

 と思っていたら、マーク・レンショウ、失格でございます。

 納得。

 ツールってのは観客も見ているし、オフィシャルも見ているし、全世界の人が見ている。そんな状況でいくら自分のしたことを正当化しようとしたってね、世の中甘くないよ。カベンディッシュのステージ優勝も取り消されるかと思ったがそれは無いようだ。まあ、ここら辺がツールの優しさかな。


 それにしても新城選手。あの高速で走るプロトンの中で好位置を保ち、そしてプロトン右からずばっと飛び出して6位でゴール。かっこよかったぞー。Versus TVの解説のオッチャンも日本人のスプリンターが6位でしたーっと紹介してくれていた。

 うれしいです。

 さあ、ツールはまだまだこれから。どうなるだろね。

 ただ・・・・・、ランスがすこしづつ遅れていっているのがつらい・・・・・・・。