オール コルベット ショー

 7月31日、ミネソタ晴れ

 車馬鹿は今日も行く。

 ミネソタコルベットクラブ主催のショーに行ってきた。

 こちら、All Corvette show

 シボレー、コルベット。英語でいえばコーベ。コーベの後に小さくトが付く感じで発音する。

 超ローカルイベントのこのショー。先日職場で新聞を読んでいて目に留まり、こりゃいかんといかん、と思ったのだった。

 さて、アルマダに乗り向かった先はミスティックレイクカジノホテル。どうやらこのホテルではギャンブルができるらしい。 
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 駐車場に歴代コルベットが勢ぞろい。ご覧のような晴天で、少し歩くだけで汗が出てきた。

 さて、コルベットをじっくりと観察していきましょう。

 まずこちら、初代コルベット。なんでかしらんけど、ハンドル横にはマリリン・モンロー。それと、ルームミラーの位置、なぜかわからないけど、セクシーに見える。
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 初代コルベットはC1、それ以降C2、C3、C4、C5と続き、現行モデルはC6。

 この写真を見て、おっ!!と思った方、あなたは車馬鹿です。
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 初代コルベットC1の中でも初期の初期のモデル。このテールフィンがその特徴です。

 さて、ここでちょっと愚痴を・・・・・・。今日はいつも持ち歩いている一眼レフを持たずに出かけて、Casio EX-G1で写真を撮っていた。このEX-G1・・・・・、レンズが38mmからなんだよな・・・・・・、おかげで車の全体を写すのが非常に困難・・・・・。これからは広角から撮れるカメラしか買わないと心に誓ったのだった。

 さらに先ほどの車のエンジンルーム。
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 これを見て、おっ!!!!っと思った方、あなたは完全に車馬鹿です。そう、これ直列6気筒エンジン、Blue Flame(青い炎)と呼ばれるエンジンで、初期のモデルに搭載されていたもの。1953年にコルベットはデビューして、1955年までこのBlue Flameが搭載されていたのでした。3859ccもあるのに150馬力しかなかった非力な奴。それ以降はV8が搭載されるようになり、コルベットアメリカンマッスルカー=V8の構図が出来上がるのでした。
 この超初期モデルは当時相当評判が悪かった(パワーがない、ボディーが脆い)らしいけど、こうして大切に完璧な状態で維持しているオーナーの方、すてきです。

 1961年モデル
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 これもC1なんだけど、1958年にマイナーチェンジを受けてヘッドライトが4灯になったりと外観が大きく変化している。

 1958年モデル
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 外装も内装もピカピカ。足回りを覗き込んでみたけれど、きれいに防錆剤が吹き付けられていて全く錆もなし。うらやましや。マフラーが左右のフェンダーから出ているのがわかりますか。

 ここまで見てふと気が付いた・・・・・・。家族がいない・・・・・・。見渡してみると、ずーっと先のほうに”あちーー”って顔をした日本人女性4人が・・・・・。この時、妻と娘たちはこんな会話をしていたそうだ。

 ”お父さんまだあんなところ見てるよ・・・・・・、これ全部見るのにいったい何時間かかるんだろう・・・・・・・” ってね。

 車馬鹿万歳。


 さて、時はたち1966年モデル、C2。
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 通称、Sting Ray。このリトラクタブルライトが非常に特徴的。

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 エアクリーナーの上に書いてある427という数字は排気量を意味する。ちなみに単位はcu in。その前方に390HPと書いてある。390HP!!!!!!!。

 さらに時はすぎ、C3の皆さんたち。
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 製造期間は1968年-1982年。この妖艶なボディー形状は、なんとなく記憶にある。私の子供のころの記憶によると、コルベット=C3なんだ。


 まさしく、スーパーカーブームの時代に幼少期を過ごした私。幼稚園に通園するためのバスを待っていた時、毎朝、目の前をスポーツカーが通り過ぎて行った。
 当時、私には悪がきの同級生が二人いて、その二人も当然スーパーカー世代。
 さて、その通り過ぎるかっこいいスポーツカーに毎朝3人で、おーい!!と叫び声を上げつつ手を振っていた。するといつの頃からだったろうか、その車の運転手は私たちの前を通り過ぎる時にその車のリトラクタブルライトを上げてパッシングしてくれるようになったのだった。
 その車の車種が何だったかもう思い出せない。でも、リトラクタブルライトがシャキッと上がってきてパッパッとライトが光るのを見ると何とも言えない満足感に満たされていたことを思い出す。
 よく考えてみたら私が初めて所有した車AE86もリトラクタブルライトだったし、愛してやまないFD3Sもリトラクタブルライトだった。幼き頃の憧れが、そうさせたのかもしれない。


 さて、この後、C4-C6が出てきます。

 続く・・・・・・。