ソフトモヒカン
7月30日、ミネソタ曇り
さあ、7月も残り少なくなってきました。
なんだか最近、日が過ぎるのが早い。朝起きて仕事にいったら気がついたら夕方になっているし、家に帰って食事をして子供と遊んでいたらいつのまにか寝る時間。おっさん老い易く、学成り難しですか・・・・・・・。
さて、今日はセントポールで臨床のお仕事。
今日は早く臨床の仕事も終わり、セントポールで働く同僚(同僚はいろんなところで仕事しているんだわ)のところに電話をかけてお邪魔しました。
彼女に頼んでいた病理組織のスライド(プレパラート)が準備できたとの連絡が昨日あったので取りに行ったのでした。
その枚数・・・・・・・、140枚・・・・・・・・・。
多すぎるやろー!!!!
大ボスとの話が盛り上がり、その結果この病理組織を観察して検討したいと言い出したのは私です・・・・・・。
でも、多すぎるやろー!!!!
実のところ、当初はこの5倍の量のプレパラートを検討しようなんて話になってしまっていたのでしたが、あまりにも無駄が多いのでこの数まで厳選して減らしたのでした。普段の仕事に加えてこの作業をこなす時間はほとんどないからね。
気がついたら帰宅時間になっていた。
しかーし、見たい、見たい、見たい。
てなわけで、ラボに行って愛用の顕微鏡の電源を入れ、パソコンを立ち上げる。
さて、ドキドキの瞬間です。
なんじゃこりゃーーー!!!!
予想外にスゴイ病理組織に大興奮。気がついたらラボには誰もいなかった・・・・・・・。ラボから出てみると廊下はすでに消灯されていて真っ暗・・・・・。そう、今日はハッピーフライデー。
ラボに一人きりの私、”なんじゃこの線維化はー!!!” とか ”うお、なんでこんなところが染まっとるんじゃ・・・・・” とか "How was that happening?????" とか、独り言をつぶやくのでした。もう完全におやじです。
もうこのまま、朝になってもいいからずーっと病理組織を見て写真を撮って私と大ボスで考えていた仮説の検証をしたい・・・・・・、でも、ぐっとこらえて帰宅。
消化器外科医をしていたころから病理組織のプレパラートを見るのは好きでした。特に、自分が考えた消化器癌の深達度診断と病理の先生の診断がちょっとでもずれていると・・・・・・、どういう事ですか!!!ってなわけではないですが、病理の先生のところにお邪魔してプレパラートを見ながら論議していたこともあったのでした。
さて、家に帰ってみると妻と三姉妹が待っていました。