フォーチューンクッキー

 8月4日、ミネソタ曇りのち、サンダーストーム

 今日もー、朝から、働くYOー。

 さて、肉体労働再開3日目。

 昨日とはがらりと天気がかわり曇り空ですずしい。おかげで仕事をする部屋の温度も華氏80度程度までさがっていてまだましだった。

 今日明日と、他の州の研究施設から見学者が来ている。飛行機で1時間半で今朝着いたそうな。

 そして、夕方から歓迎の意味でディナーが催される予定だった。

 その開始予定時刻・・・・・、午後5時半・・・・・・・。

 って、誰がいけるんだよ。昨日私が帰ったのが8時ごろ、他の若いスタッフが帰ったのは9時ごろ。ちなみに、印度人の若い研究者は何食わぬ顔で皆が忙しく働いているのに6時に帰った・・・・・・。

 今日は、三女の検診があったので途中仕事を抜けて検診に一緒に行きたかったが、今日みたいな日に私が抜けると職場は大混乱に陥るのでやめておいた。

 さて、5時半。全員まだ仕事をしていた。

 結局、7時からディナーが始まった。ディナーと言っても大学の近くのヴェトナム料理屋。

 私は少し遅れていった。店につくと、大ボスが隣の席に座りなさいと、わざわざ隣の席を空けておいてくれた。

 久しぶりに外食で麺類が食べられる!!!! そして、フォーを頼んでしっかりと堪能した。

 そう、なぜかこの店、最後にフォーチューンクッキーが配られる。私も受け取り見てみると・・・・・・、??????。

 どういう意味なん、これ?

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 同僚に見せるとこれはとても素晴らしいから財布に入れて持っておきなよという。そうすれば毎日がラブリーになるよ、と。毎日がラブリーってどんなんじゃ? 実験がうまくいきまくるーゆーことかー?、なんてジョークを言った。

 まあ、こうして持ち帰って写真を撮っているぐらいだから私も実は非常に気に入ったのだった。

 食事も終わり、店を出る。すると、大ボスの教授がお店のドアを開けてくれる。今日はご招待いただきありがとうございましたというと、こちらこそ来てくれてありがとう、楽しかったよ、と。

 その後、若いアメリカ人の研究者たちは隣のバーに入っていった・・・・・・・。どんだけ元気なんだよ・・・・・・。毎朝私は7時過ぎに出勤するが彼らはラボの準備などのために6時にはすでに働いているってのに。仲の良い若きアメリカ人のBが私を見て手招きしている・・・・・・・。私も行きたかったが、肉体労働でこれだけ疲れているときに飲むビールは美味しすぎて一杯ではとまらなくなるのでぐっとこらえて帰路についた。ちなみに、ミネソタ州の法律ではビール一杯ぐらいは、飲んでも車を運転してよい。

 日々の仕事で肉体的、精神的ストレスがたまってきたときの合言葉。

 It's time to go to bar.

 冬が来てしまう前に行っておきたいものだ。

 さて、もう少しで家につくというときに、突然強風が吹き始める。車の窓を開けていたのだが、強風に巻き上げられた砂や石が顔に吹き付けてきてたまらず窓を閉じた。その直後、大雨・・・・・・。風が吹き始めてから大雨が始まるまで1分もたっていなかった。これが、ミネソタサンダーストームだ。

 自宅に着くも、日本の巨大台風並みの風と雨でしばらく車でじっとしていた。そう、すぐにやむのだろうと思って。

 暇なので写真を撮ってみた。
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 結局、5分待ってもやまなかったので、車を降りてアパートに走って入った。その間、5秒ほどだったが全身ずぶ濡れ・・・・・・。

 そして、部屋のドアを開けると、タオルを持った家族が待っていてくれたのだった。

 今日、ワクチンを3本打たれた三女も意外にも笑顔でこちらを向いている。

 これが、”Lovely day” の意味するところだったのかもしれない。