”お金がおろせない”の巻

 8月9日、ミネソタ晴れ

 今日も暑い。文句なしに暑い。確か去年の今頃はもう肌寒くなってきていたころだったが。本当にあの極寒の冬が来るのだろうか?なんて思ってしまうが、間違いなく来るだろう。

 さて、今日はお金の話。

 今、主に使っているのはTCF Bankの口座で給与もここに振り込まれる。ただ、非常に給料が少なく、毎月かなりの赤字生活なので、時々、残高を確認しなければならない。残高がゼロを下回ると、高金利での貸し付けとなりシャレにならないことになる。

 先日、残高を確認してみると280ドルだった・・・・・・・。あー、素晴らしきかな、悲しきかな低賃金生活。そこでどうするかなんだけど、日本で暮らしていた時に貯めていた貯蓄が日本のCiti Bankの口座に入れてあり、TCF Bankの残高が少なるとその都度、外貨キャッシュカードというものを利用してCiti Bankの口座から引き落としてTCF Bankの口座に入金しに行くのだ。

 さてどうやってCiti Bankの口座から預金を引き出すかというと、近所の適当な銀行(私の場合はWells Fargo)のATMから引き落とせるのだった。ちなみに一回に引き落とせる上限額は800ドルで、一回あたり2ドルの手数料がこの銀行に取られることになる。一日あたりの限度額は3000ドルになっている。これは当初はもっと小さな額だったが、あまりに不便なのでCiti Bankに連絡を取り、増額してもらった。

 ちなみにこちらの銀行のATMはたいてい屋外にあってドライブスルー方式になっている。車に乗ったまま窓から身を乗り出してカードを入れたり暗証番号を打ち込んだりするのだ。

 Citi Bankの口座から海外送金によって多額の預金をたとえばTCF Bankにも送金できるのだが、手数料が結構高いのと、なるべく節約する意味もあり、ちまちまとこうして預金を引き出すのだった。ちなみに、海外送金する場合はあらかじめ送金先の銀行口座をCiti Bankに書類を送って登録しておかなければならないので注意。

 今回もWells FargoのATMに行き、Citi Bankのお金を引き出そうとしたら、預金残高は見られるが引き落としをしようとすると、”今は取引ができません” とのメッセージが表示される。何度やっても同じ、日をかえてやっても同じ。そうこうしているうちにTCF Bankの残高は着実にマイナスへと近づいて行くのだった。

 知り合いの方に同じような経験をしたことがないか電話をかけまくって聞いてみたが、どなたも心当たりなし。そこで、Citi Bankに電話して聞いてみたら、”重要な書類があて先不明で戻ってきているため、取引をとめています” とのことだった・・・・・。

 そう、住所変更を忘れていたのだった。そこでどうなるかというと、日本時間で日がかわるまでは一次的に取引ができるようにしてくれるとのこと。それと、アメリカまで住所変更の書類を送ってくれるそうな。

 電話に出てくださった皆様方、ありがとうございました。解決しました。

 さて、早速出かけて2000ドルを引き落とし、すぐにTCF Bankへ向かって入金した。すると、預金残高が3000ドルを超えていた。

 ???????????、なんで?????????

 家に帰ってオンラインバンキングでTCF Bankの出入金履歴を確認してみると、税金の還付金が振り込まれていた。ちなみに、TCF Bankの口座にはいわゆる預金通帳というものは無い。

 家賃には州税が含まれていて、所得に応じて税金が戻ってくるのだった。

 文句なしの低所得者である私には800ドルちょっと還付金があった。

 嬉しかった・・・・・・・。

 800ドルがこんなに嬉しく感じるなんて・・・・・・・・、貧乏子だくさん万歳である。


 さて、今日の子供たち、炎天下でテニススクールでテニスをしていたため、さらに真っ黒・・・・・・。ちなみに、テニススクール、日本と比べてとても安いですよ・・・・・・・。


 そう、それと日本の皆さん、堂々と有給休暇を使い切りましょうね。私の生きてきた世界には有給休暇なんてものは制度としてはあっても、実際には存在しないも同然でしたが、やっぱりね、なんで有給休暇があるのかってのを考えてみるとね、堂々と使うべきでしょう。かつての私のように、休暇をどう過ごしていいかわからないなんて人生はやめといたほうがいいですよ。