俺達は負け犬の国家の国民なのか

 9月24日、ミネソタ曇り

 今日もいつも通り仕事をして、同僚たちはみなそろってランチに出かけたが私は仕事を続け、夕方に帰宅した。

 今日は金曜日。

 そう、ハッピーフライデーなんだよ。

 だがそんな気分をブッ飛ばすような事態になった。

 これまで、この問題にはこのブログでは触れないようにしていた。あまりにもさまざまな条件を考慮して考えなければいけない事態であり、アメリカに暮らしている私が過激な発言をすることにためらいがあったからだ。売られた喧嘩を買ってばかりが大人のすることじゃないしなと思いつつ。

 しかし、これに関する最新記事を読んでしまった。

 なに???? 謝罪と賠償だと??????????

 ふざけんな!!!!

 これまでだったら、現政権の民主党がだめだとか、弱気だとか、そんな議論をしていればよかったかもしれない。そうやって政権批判をすることで、愛国心を満たせたのかもしれない。

 だが、もうそうではない。

 容疑者の釈放が報道された時も、非常に驚いた。そして、その後、某国がどのような対応に出るか注目していた。

 さまざまな圧力を日本にかけ、その結果、国民を取戻したことで市民の支持を得て満足しおとなしくするのか、それともこれを好機に調子づいてさらなる要求をしてくるのか、どちらだと・・・・。

 今日、その結果が出た。後者だった。

 確かに、経済上の問題で、某国からの圧力は大いなる負担になる。日本の経済に大きな影響をもたらす。

 しかし、ここで、この場をしのぐために、釈放していいわけがない!!!

 国土を犯し、海保の船を破壊した。そんな輩を釈放していいわけがない。

 その輩も許しがたいが、釈放する=敗北=国土を奪われる ではないか!!!

 案の定、某国はその島がその国の領土であることは争う必要のない事実であると主張し、日本側の対応は”違法”であるとまで言っているではないか!!!

 ふざけるなよぉ

 命がけで戦っている海保の諸君も、抑えがたい怒りを感じていることだろう。


 そう、今回の日本政府の対応には怒りさえこみあげてくる。

 これから先の日本の未来において、今回の犯罪者の釈放が吉と出ることは無い!!!

 そうあえて断言したい。

 今をしのぐにはそれでよかっただろう。

 しかし、近い未来、遠い未来において、今回の対応は大いなる負の遺産となる!!!


 こうしてアメリカで暮らしていると、アメリカという国がどういう国かを考えさせられる機会が多い。

 イラクへの侵攻、アフガニスタンへの侵攻など。すべて正義の名のもとに強大な軍事力を背景に、国力、そしてアメリカの産業を強くするために、そして一部の人間の懐を豊かにするために国民の犠牲を伴うことは承知のうえで行っている。

 アメリカには負け犬という言葉は絶対に当てはまらない。

 むしろ、猛禽類とでもいうべきか。

 正義の名のものとに、世界を牛耳る。それがアメリカ。

 たとえその”正義”がアメリカ政府と、その周辺の裕福層の為に作られたものであったとしても。

 一方、祖国、日本はなんなんだ。

 ”負け犬の名”が最もふさわしいような状態じゃないか!!!!

 くそっ!!!

 これを”事なかれ主義”とでも言うか? もう、そんな次元じゃないだろ!!

 某国の圧力で日本の経済が大きな打撃を受けることは確かだ。

 しかし、それを背負ってでも日本の国土、資源を守るべきだ!!!

 某国は共同開発する予定だった油田にも勝手に手を出しているというじゃないか!!!

 広大な国土、膨大な資源に物を言わせて偉そうにしている!!!

 ゆるせん!


 自衛隊は日本の国土を守るためにあるんだよな。

 頼む、日本を守ってくれ。

 そしてアメリカと協調し、調子づいてのぼせ上がっている某国に、熱くてきついお灸をすえてやってくれ。

 我々も、いつまでも仏面をしてはいられない。

 今をしのぐために、未来を失うのか?

 ”検察判断にとやかくいうことない”なんて外相はうそぶいているが・・・・・。

 中国の返事が”謝罪と賠償”であると分かった今、日本側の次の一手は日本の未来を決める。

 それだけの覚悟をもって戦えよ。

 どうも今の日本の政治家は子供のころに殴り合いの喧嘩をしたことがないんじゃないだろうか?

 売られた喧嘩を買うってことは、買った側にも痛みが伴うんだよ。それでも喧嘩を買わなきゃいけない時ってのがあるんだ。そして喧嘩を買うと判断した瞬間、相手を完膚なきまでに叩きのめすんだよ。

 それが喧嘩だ!!!

 さもなくば、”日本は負け犬なんだよ” って世界中から認識されるだけだ。