社説を読み漁った日

 9月25日、ミネソタ曇り

 秋の涼しい日、ここは平和です。


 昨日は例の件でブログの記事を書き、そして今日は私の考えが日本の世論とずれているのか一致しているのかを考えていた。

 母国を離れ、遠く離れたアメリカで暮らしていると日本で暮らしていた時よりも母国のことが大切に感じられるのだった。

 そこで、日本の各新聞社の社説を探して読み漁っていた。

 いくつかの社説を読んだが、相変わらず朝日新聞は最低だった。あれは社説とは言えませんな。

 一番真剣に日本のことを考えているのは産経新聞だった。


 さらにこちら 
 【産経抄】9月26日

 以下に引用させていただきます。


 平成生まれのみなさんへ。長かったいくさが終わって、中国がぼくたちの「ともだち」だった時期がほんのひとときあったんです。つきあい始めたころには、白黒の珍獣を友情の印に贈ってくれ、上野動物園には長蛇の列ができました。
 ▼こんな愛くるしい動物のいる国はきっと、やさしい人たちが住んでいるんだろうな、とぼくたちは信じました。もちろん、いくさで死んだ兵隊さんを祭った神社に偉い人が参っても文句ひとついいませんでした。
 ▼しばらくして、「ともだち」は、神社へのお参りに難癖をつけ、ぼくたちが持っている島を「オレのものだ」と言い出しました。びっくりしましたが、トウ小平というおじさんが「次の世代は我々よりもっと知恵があるだろう」と言ってくれました。
 ▼でも小平おじさんは、本当は怖い人だったんです。「自由が欲しい」と広場に座り込んでいた若者たちが目障りになり、兵隊さんに鉄砲を撃たせ、多くの人を殺してしまいました。みんなはびっくりして「こんな野蛮人とはつきあえない」と村八分にしました。
 ▼それでもぼくたちは、みんなに「こいつは本当はいい奴(やつ)なんだよ」と口をきいてあげ、貧しかった彼には、いっぱいお金をあげたり、貸してあげたりしました。おかげで「ともだち」は、みるみるお金持ちになりました。
 ▼そのお金で「ともだち」は軍艦や戦闘機をいっぱい買い、今度はもっと大きな声で「この島はオレのものだ」と叫びました。「次の世代の知恵」とは、腕ずくで島を奪うことだったんです。パンダにだまされたぼくたちは浅はかでした。「次の世代」のみなさんは、もっともっと力をつけて真の友人をつくってください。お願いします。


 たぶん、平成生まれの若者はこの文章を読んでもちんぷんかんぷんじゃないかな・・・・・。どう考えても平成生まれの若者に向けて書かれたものではないのだが、私などが読んでいると、うーん、わかりやすいと頷いてしまうのだった。

 日本は中国に数十兆円のお金を支援してきた。あげてきたんだよな。そして今度は、国土も奪おうとしている。

 お金欲しさに開発途上国として時には振る舞い、国土を奪うために大国として振る舞う。

 狡猾としか言いようがない。


 それと、産経新聞以外では石原東京都知事が相変わらずしっかりとした主張をしてくれている。

 石原さんすごいね、あの島を本気で購入しようとしてたんだね。

 有言実行、それが石原都知事だな。


 最近、朝日新聞を読むとむかつき、石原都知事の会見の記事を読んで安堵することが多い。

 え? なぜ安堵するかって? しっかりとした知識とそれに基づく主張を持ち、それを公の場で発言してくれるおっさんが日本にもまだいるんだと思うと安心するんだよ。


 今、日本政府、そして日本国民の覚悟が問われている。

 国際社会では”沈黙は金”ではないんだよ。 沈黙は服従、敗北を意味するんだ。

 大きな声で、堂々と、中国の言い分がいかに異常であるかを世界に向けて発言しなければいけない。

 ”粛々と”なんて言葉はもう必要ないんだよ。

 堂々と中国批判をするべきだ。

 そうでなければ国際社会は中国の言い分が正しいと判断するだろう。

 それと、野党の諸君、民主党批判はもういいよ。うんざりだ。

 批判するべきは中国だ。

 民主党批判を繰り返すのではなく、正しい対応策が何かを語ってくれ。

 小さな島国日本の中で、身内でもめているようにしか見えない。

 誰かを批判して、誰かに責任を押し付けることで、自分の立場を保とうとする。これは今の日本人全般に言えることではないだろうか。

 共に立ち上がり、共に戦う。それが今の日本には求められている。

 今の日本の政治家は、当たり障りのないような発言を繰り返し、結局何も変わらない、何も解決されない。そして他の党の批判ばかりする。

 だったら、とっとと政権を奪取し力強い日本を取り戻せよ。

 それをしてくれるなら、投票します。

 在外選挙ですが。