flu shot

 10月10日、ミネソタ晴れ

 去年は初雪が降った10月10日。今年はTシャツで外出できました。

 今日は近くのTargetへインフルエンザの予防接種を受けに行ってきました。

 こちらでは flu shot と言います。

 Targetはスーパーマーケットなのですが、薬局もあり簡単なクリニックもあります。

 季節性インフルエンザとH1N1の混合ワクチンを私と妻と長女が打ちました。

 次女と三女はすでに小児科クリニックで接種済み。

 私の加入している保険では予防接種は完全にカバーされており自己負担金なし。

 実費で払う人は25ドルなので日本よりも安いでしょう。


 それにしてもこのTargetでの予防接種。便利です。待っている人もなく、いってすぐに問診表を書いたらナースプラクティショナーと言う上級看護師(診察や治療行為を行うことが出来る)が接種してくれます。

 今日は年配の女性のナースプラクティショナーでしたが、長女は ”全く痛くなかった。彼女が私のこれまでのベストだわ” と英語的日本語で感想を述べていました。


 日本では内科や小児科、内科が溢れたら外科・・・・・・、などでインフルエンザの予防接種をしていますが、アメリカの制度のほうがはるかに快適です。医療関係者にとっても、患者にとっても。

 もっとね、日本でも医師や看護師以外の職種を設定するべきですよ。ナースプラクティショナーのような職業をね。そうすれば、外科医が予防接種の外来で時間を無駄にするなんてことがなくせます。

 でもね、出来ないだろうな。ただでさえ十分でない診療報酬、それを大幅に増やさない限り、内科医や外科医が予防接種を続けなけりゃならないでしょう。それよりもまず、医師法を改正しないといけませんけどね。

 アメリカでは医師の報酬は非常に高額で日本の医師の3から5倍以上です。その為、医師よりも少ない報酬で比較的簡単な診断および診療行為をしてくれるナースプラクティショナーの存在意義があるわけです。

 日本だと、医師の報酬なんてみそくそですから、ナースプラクティショナーの必要性は今のところお金の面ではそれほど無いんですけどね。


 スーパーに買い物ついでに予防接種。これがアメリカです。

 日本の医療のレベルは世界最高ですが、予防接種に関してはかなり、おくれています。いろんな意味で。