カリブーからのつぶやき

 10月26日、ミネソタ

 激しい強風。Windy!!

 雨の量は普通なのだけれど、風が非常に強い。

 さて、いつもの行きつけのカリブーコーヒーからぼけっとつぶやこう。

 まず、6月2日に欠けてしまった歯の治療がついに今日完成した!!


 早朝からいつも通り働き、昼前に職場を抜け出し歯科クリニックへ向かう。

 その途中、ビルの合間を歩いていたらブワッと風が吹き抜け傘の骨が2本折れてしまった・・・・。

 傘は壊れちゃったけど、これから壊れた歯を治しにいくのだと思うと、傘なんかどうでも良くなる。

 歯科クリニックに予約時間の15分前に到着。

 予約時間を10分過ぎたところで治療開始。

 歯科衛生士さん?に待たせちゃってごめんなさいねと言われる。

 すでにここら辺から日本の歯科治療の現場とは大違いである。

 2週間前にはめ込んだプラスティック製の仮のクラウンTemporary crownを取り外し、本物のクラウンを手際よく歯科医師が装着していく。

 噛み合わせの確認。うーん、問題無し。

 20分ほどでクラウン装着完了。

 クラウンの種類の選択は歯科医師にほぼ任せ、その結果装着されたのがPorcelain-fused-to-metalといわれる、金属と陶器で出来た物だった。表面は陶器で白く、舌で触ってみるとつるつるするというかなんだかぬめぬめするような感触。

 鏡で自分の口の中を見てみると、白く輝くクラウンが見えた。

 やっと歯が治ったという満足感と、人工物を体に装着した事でなんだか自分の体に変化が起きそうなむずがゆい感覚が同時に襲って来た。ちなみに、金属アレルギーの既往は全くない。

 さて、すぐに職場に戻り仕事を続ける。同僚達からは歯を見せてくれよとせがまれたが、恥ずかしかったので拒否。


 そして、仕事が終わり夕方となる。

 外は雨と強風。


 こんどはアルマダに乗り一人出かける。

 すると、タイア圧の警告灯が点灯している事に気がつく。

 すぐに、インフォメーション画面で空気圧を確認するとそれぞれ31,28,29,30psiとなっていた。

 今年もこんな季節がやって来たか・・・・・。

 空気圧の低下に冬の訪れを感じさせられるのだった。

 ちなみに適正圧は寒冷時圧で35psi。35psi=2.38気圧である。

 ここで、去年は自転車用の空気入れを用いて何十回もレバーを上下させて空気を入れたのだが今年はガソリンスタンドに行きましょう。

 ガソリンスタンドに到着。すでに外は真っ暗。

 そのガソリンスタンドにはポリスカーが2台停まっていた。このガソリンスタンドは警官の行きつけのガソリンスタンドで、何か事件が起きたわけではなく、店内でコーヒーを飲みながら小休止しているのだった。

 さて、そのポリスカーの目の前にFree Airがあったのでポリスカーのすぐ前に車を停める。

 ここでしばし悩む。日本のガソリンスタンドにおいてある空気入れはたいてい圧力計がついている。物によっては目標圧が設定できてその圧に到達すると自動的に送気が止まる物さえあるのだが・・・・。

 何にもない。壁からホースがウニョッと出て来ているだけ・・・・・。アメリカのフリーウェーにはよくバーストしたタイアが転がっているがその理由が少し分かったような気がする。適正圧を守っていればそう簡単にはタイアはバーストしないはずなのだ。


 さて、どうしよう。しばし考える。

 そこで、車のエンジンをかけたまま、モニターに空気圧を表示させタイアに空気を少し入れては窓から覗き込み、モニターに表示された圧力を確認するという作業に出た。

 なかなか、うまく行かない。というのが、モニターに実際の圧力が反映されるまでに1-2分ぐらいのタイムラグがあるのだ・・・。

 35psiになったと思って、次のタイアに空気を入れにいく。すると、先ほど35psiになっていたはずなのに37psiになっていたりする。そうなると、今度は空気を抜くわけだ。

 そして、暗闇の中、車の陰にしゃがみ込んでタイアの空気を抜いている姿をおばちゃん警官に見られてしまった。

 見られたって別に構いはしないのだが、そのおばちゃん警官と目が合った瞬間、そのおばちゃん警官の手が腰に下げたハンドガンに伸びていたのだった・・・・。

 その数秒のうち、私がしている事が理解できたらしく、ハンドガンを抜くのをやめ笑顔でポリスカーに乗り込んでいった。

 があああー、怖かった。

 そして、空気圧を4輪ともぴったり35psiにして完了。

 そんなこんなでカリブーコーヒーに無事辿り着き、今、モカwithダークチョコレートを飲んでいる。


 お!!もう帰る時間だ。

 それでは皆さん、おやすみなさい。