駐車違反の日

 11月15日、ミネソタ曇り

 さて、月曜日。今日も早朝から仕事。

 週末に私の車は全く使わなかったので、10cmぐらいの厚みの硬い雪が車に積もっていた。

 エンジンをかけ暖気をしつつ、専用のへらで雪を全て除去してから出発。


 仕事に関する移動には大学の車を使っている。そして、その車に機材を積み込み、セントポールキャンパスにある実験室で実験をするわけだけれど、今日、なんと駐車違反の切符を切られてしまった。

 ちなみに、英語では We got a ticket!!! となる。

 渡米当時、この言葉を聴いて、”なに? 良かったじゃないの。なんのチケットが手に入ったの?” って聞いてしまったことがある。

 しかし、この場合は、”駐車違反の切符を切られちゃったー!!!” って意味になる。

 大学の車を大学構内にとめていて、駐車違反で取り締まるとは、恐るべしアメリカ。容赦なしですな。"No mercy!!!" って驚くしかない。


 そして、今日も仕事はうまくいき、大ボスご機嫌。中ボスは不在。なんと、こんなに重要な時期、皆一所懸命に働いているというのに、1ヶ月のバケーションを取って母国に帰国してしまった・・・・・・・。日本人的感覚からすると、”信じられん事する奴じゃのー” である。

 さて、夕方になり、同僚たちと雑談をしていた。その同僚の一人が、週末、雪が積もるミネアポリスダウンタウンに車で出かけたそうな。

 7番ストリートに車をとめて、友人とランチを楽しんだらしい。そのランチは詳細は知らないが、その友人のおごりだったそうな。

 しかし、ランチを終えて、外に出てみると自分の車が無い・・・・・・・。

 ”towされちゃったんだよー” と悲しそうな顔で説明してくれた。tow とは牽引するの意であるが、この場合はレッカー移動されてしまった、との意味である。

 そう、彼はSnow Emergency Parking Rulesを知らなかったのだった。

 ランチをおごってもらったのに・・・・・・、駐車違反の代償・・・・、200ドルなり・・・・・・・。

 ちなみに彼にとって、今年の冬は3度目のミネソタでの冬なのに・・・・・、知らなかったとは・・・・・・。

 そう、彼は印度人。

 愉快な奴らです。