Oh! Daughter, My daughter,

 12月6日

 さて今日の夜の様子。

 冬のミネソタ、午後の5時には真っ暗になるので、夜が長いんです。

 ソファーで小説を読んでいた私の元に、長女が神妙な顔をしてやって来てこう言った。

 ”ねえ、おとうさん。ジョニーアップルシードって本当?”

 ????????

 ”すまん、何を言っているのか、全くお父さんには全く理解できん。ちょっと詳しく説明してくれるかい。”

 ”えーっと、あーのー。ジョニーは・・・・・・・。あのーーーー。”

 そう、自宅では英語をしゃべるなと言いつけてあるうちの娘たち。

 普段の会話は特に問題ないが、学校で学んだようなことを日本語で説明しようとすると決まってこうなる。

 なんとか、自分の中で日本語に翻訳した結果が、”ジョニーアップルシードって本当?”である・・・・・・。

 なにが言いたいのだ?????

 そこで、長女に

 ”Well, well, OK! You can speak in English now. Let me know what Johnny Appleseed is.”

 と言うと、しゃべるしゃべる、英語で。

 その内容は。

 ”分かりました、おとうさん。昔、ジョニーアップルシードって人が、リンゴを食べていて、リンゴの種を植えていて、彼の名前はジョン・チャップマンって言うんだけれど、人々は彼のことをジョニーアップルシードって呼んでたらしいの。だけれど、私は彼が実在の人物だったのかを知りたいの。”

 と、よどみなく英語でしゃべる・・・・・・・・・。

 私、”Sorry, I have no idea about him. So, you can check it via the web. You can use my desktop PC. Let's do it.”

 と言うと、すたすたと私のデスクトップパソコンのところに行って、私の椅子に座り、Yahoo!で検索を始めた。

 そして、たどり着いたのがこちら。


 アメリカの小学校にはパソコンが多量に設置されており、授業にもパソコンを使うことがあるし、webの使い方も知っている・・・・・・・。

 そして、長女はこのWikipediaの記載を真剣な表情で熟読し始めた・・・・・・・・・。


 長女も次女もだけれど、彼女たちは英語がそのまま脳に飛び込んできて認識している。

 私もこのアメリカ生活でかなりその域まで来ているとは思っているが、彼女たちにはかなわない。

 なにせ、学校での会話や授業内容が、日本語で説明できないのだ・・・・・・・・・。

 これを喜んでいいのか・・・・・・・、心配するべきなのか・・・・・・・・、どうでしょう。