三女が歩いた日

 12月7日、ミネソタ晴れ

 いやーーー、寒い。すがすがしいほどに寒い。

 今朝の自宅の外気温計、華氏10度。もう、摂氏に換算するのが怖い。


 薄暗い中、出勤。

 これまで、ステテコははいていなかったのだが、今日は今年の冬初めて履いた。

 ステテコと言っても、アンダーアーマー社製の冬場のスポーツ用のレギンスである。

 スクラブ(手術着)を着た状態で外を歩く必要があり、あのうっすいスクラブだけだと、この外気温ではちと辛いのだ。


 すがすがしいほどに晴れた空、そしてその明るさからは想像もつかないほどの外気温。最高気温が氷点下・・・・・、日本にいた頃は想像もできなかったな。去年の冬を経験しているので、もう、不安は抱かない。

 すてきです、ミネソタの冬。


 昨日は臨床の仕事に行っていたので、昨日は会えなかった同僚たちが朝、私のオフィスにやってきてはこう言う。

 ”奥さんと娘さんどうです? 元気になりました?”

 ものの見事に、全員から聞かれた・・・・・・・。

 そして、全員元気になったことを報告すると、一緒になって喜んでくれた。

 そして、私が休んだ間に起きた出来事をかわるがわる話をしてくれ、問題点に関して相談をされ、今日は長い一日だった。


 そして、真っ暗闇の中、帰宅。

 すると、妻が嬉しそうにこう言った。

 ”今日ねー、歩いたのよー”

 そう、2歩、歩いたそうな。

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 これまで、つかまりだちから、短時間手を離すことはできるようになっていたのだが、1週間ほど前から、床に座った状態からすくっと立つことが出来るようになっていた。

 そして、今日、歩いた。

 本人の顔も誇らしげである。

 ただ、私はまだその歩いているところを見ていない。

 まあ、慌てなくてもそのうち見られるか。