変なアンケート電話

 1月11日、ミネソタ

 昨夜から降り続いた雪で今朝車には5cmの雪が積もっていた。


 さて、昨日かかってきた奇妙な電話をご紹介しよう。

 見慣れぬ電話番号からかかってきたその電話。出てみると、男性の声だがどうやらコンピューターを用いた自動音声認識らしい。

 そして、選挙に関する調査をしたいと話し始める・・・・・・・・。

 そしてその自動音声はしゃべり続ける。

 ”貴方は投票に行きますか?”

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、行くわけねえだろ・・・・・・、選挙権無いんだから。

 どう答えたものか考えていると、同じ質問を繰り返す・・・・・・。こうなったらもう、適当に答えるしかないか。

 そこで、”ノー”と電話に向かってしゃべったら。

 ”ノーでいいですか、よければもう一回、ノーと言ってください”

 しばし悩んで再び、ノーと答えた。


 それ以降の質問をいくつかご紹介。

 ”貴方は共和党員ですか?”

 ”貴方はバラク・オバマを支持しますか?”

 ”全米ライフル協会が、銃保持者を保護することに賛成しますか?” (これは非常に聞き取りにくかったので訳が間違っているかもしれない)

 こんな質問に適当にイエスかノーで答えていく。

 だって、それ以外の選択肢が無くって、イエスかノーでしか答えを受け付けないんだもん・・・・・・。

 最後には

 ”貴方は60歳以上ですか?”

 これにはどう答えようかしばし悩んだが、正直にノーと答えておいた・・・・・・。

 最後にはその自動音声が”ご協力ありがとうございました” と言うので、こちらも”Have a nice day!” と言ってやろうかと思ったけどやめておいた。だって、相手はコンピューターだからね。


 この自動音声認識のアンケート電話の話を今日同僚にしたところ、大うけだった。

 選挙権が無いのに、適当にアンケートに答える日本人・・・・・・・・。


 同僚の提案は、”I am not eligible.”と言い続けるとか、”fuOO you!”と言って電話を切るとか、日本語でひたすら”私にはアメリカの選挙権がありません”とか言うだった・・・・・。

 いずれにしても私が正直に答えようとしても、このコンピューターが認識できていたはずも無く(イエスかノーしか受け付けないのだから)、全く無意味なアンケートになってしまった。

 私の提案としては、このアンケートの最初に ”貴方はアメリカの選挙権を持っていますか?” ってのを入れるべきなんじゃないかな。

 そもそも、何で私の携帯電話にかかってきたのかも不明だし・・・・。

 なんだか不思議なことが時々起きる。

 これがアメリカ。