バースデーパーティーのお誘い、しかし次女は泣く

 1月22日、ミネソタ晴れ

 昨日、金曜日。次女が友人からお手紙をもらってきた。

 それを嬉しそうな、そして不安げな表情で昨夜、私に見せてくれた。

 さて、読んでみましょう。

 ”日曜日の正午から我が家でバースデーパーティーをしますのでぜひきてください。いつもスクールバスで一緒に座ってお話をするのをとても喜んでいます。” どうやらお母さんが書いたらしい。

 そうかー、仲良しだもんなー。

 うん??? え??? 今週末の日曜日???

 この次女のお友達はプレスクールの頃からの仲良しで、キンダガーテンではクラスは違うもののバスが同じなのでした。そして、私もそのお母さんと三女の為の育児休暇を取っていたときに、毎日、プレスクールで会って話をしていたのでした。

 しかし、この週末とは・・・・・・、驚いた。

 アメリカではバースデーパーティーは仲の良い友達を沢山呼んで盛大に開催するのが普通で、時には自宅だったりレストランだったり会場はさまざま。でも、大抵、2週間前ぐらいに招待状をくれるのだ。

 さて、それならば早速、プレゼントを買いに行こうではないか、次女よ。


 今日も外気温は華氏一ケタ台。なので、散歩もかねてモールオブアメリカに行ってきた。

 そしてディズニーショップで次女がプレゼントに最適であると思われるものを自ら選び、購入。


 そんな次女も、実は出かける前に泣いていた・・・・・・・・。

 ”出かけるのは嫌だ!!! 家にいたい!!!” といって理由を言わぬまま泣き続けていた・・・・。

 泣く理由を聞いても、”ヤダ!!! 出かけたってつまんない!!! お家にいたいだけなのーーー!!!” と言って大声で泣き続ける・・・・・・・。

 妻はすっかりあきれ果てる。

 さて、私の出番か。

 そして、次女がなぜ泣くのかじっくりと時間をかけてやっと聞き出すことに成功した。

 なぜかと言うと、”うちはとても貧乏だから、友達にプレゼントを買ってしまうと家族に迷惑がかかるでしょ。私には友達よりも家族のほうが大切なのよ。友達よりもお姉ちゃんや妹やお母さんやお父さんのほうが大切なの。” と言って泣いていたのだった・・・・・。

 すまん、娘よ。そう、貧乏さ。でもね、家族も大切だけど、友達も大切にしないといけないよ。そしてじっくりと時間をかけて説明した結果、友人にプレゼントを買うことを了承したのだった。


 さて、モールオブアメリカをただ歩くだけでも3時間ぐらいかかる。いい運動になる。

 そして、アバクロンビー(通称チビクロ)というアバクロンビーアンドフィッチのキッズ向けの店で、これまでずーっと子供たちが欲しいといっていた140ドルもするとてもかわいいダウンジャケットがセールでなんと29ドルだった。そして、長女と次女に買ってあげた。

 もう、二人とも大喜び。さっそくそのとてもかわいいダウンジャケットを着ていた。

 フードに毛がついていてそれを着るとまるでライオンみたいだったので、ライオンガールズと私は命名したのだった。