凍傷になっちゃった
今日はずいぶん温かく華氏26度まで上昇した。
1月16日にステートパークでトレッキングをしたのだけれど、先週、耳から汁が出てくるなーっと思っていた。
まあ、寝ているときに自分で耳を引っ掻いたか、三女をおんぶしたときにでも引っ掻かれたのだろうと勝手に思い込んでいた。
しかし、昨日、妻が私の左耳を見て ”どうしたの? これ? ずいぶん痛そうなんだけど・・・・・”
てなわけで、写真を撮ってもらったのがこちら。
ありゃ??? こりゃ変じゃのう??? びらんになってしもうとるがー・・・・・・・。
ありゃ??? こりゃ変じゃのう??? びらんになってしもうとるがー・・・・・・・。
そう、びらんとなりそして一部は色が黒くなっている・・・・・・・。
なじぇ???
これは凍傷なんではないかと考え始めた。
1月16日、トレッキングをしていたとき耳が激しく痛かったことを思い出し、家族全員に聞き込み調査をするも、”全然痛く無かったよ” とのことだった。
なぜこの差が生まれたのか?
私が使っている帽子はTargetで3ドルで買ったニット帽。一方、妻と三姉妹が被っていたのはコロンビアスポーツやノースフェイスの冬用の帽子。
私の帽子がニット一層なのに対して彼女たちは外装がニット、内装がフリースの2層構造で耳がちゃんと隠れるようになっていた。
それと私は頭がでかいので、Targetで買った帽子は少々小さく、ちょうどびらんが出来た部分を圧迫するような形で被っていたのだった・・・。
外気温-10℃、体感温度-18℃の条件と、薄いニット帽でしかもそれが左耳を圧迫していた状態で2時間行動した結果、凍傷が出来ちゃったのだった。
しかも1週間たっても治っていない。(たぶん、プロの人が見たらわかると思うけど、傷の周辺が少しだけ治っている)
そりゃ治らないよな・・・。
簡単に言えば、ほったらかしにしていて適切な治療を行っていなかったからだ。
さて、凍傷って特殊な治療を要するのか???
そんなことはありません。受傷直後は熱傷と違って40-42℃のお湯で温め続けることが重要(らしい)ですが、それ以降は熱傷や擦り傷と同じで、とにかく傷を乾かさないことです。
傷が乾いていると、皮膚の細胞が生えてこないんだわ。
これが例えば皮膚の平坦なところだったら、フィルムを貼り付けて湿潤環境を保つわけですが、この外耳ってのは複雑な形をしているのでフィルムが貼りにくい。なので、ワセリンやそれに類似するもの、私の場合は近くのスーパーの薬局で買ってきたAquaphor(主成分はワセリン)を傷が乾かないように塗ります。
お湯か水で傷を洗って、タオルか紙で拭いてからワセリンを塗る。これでOK。
さて、なぜ私が普通のニット帽を被っていたか?
それは、家族の中で私が最も貧弱な装備を頭に被ることで、私がやばければ早めにスノートレッキングをやめたほうが良いと分かるようにするためだったのです。背中に担いだ三女が泣き始めた時に走ってビジターセンターに帰ったのも、私の耳が激しく痛かったのでこれはヤバイと思ったからでした。
そんなわけで、凍傷になったのは・・・・・・、私だけでした。よかったよかった。