おむつかぶれ

 1月26日、ミネソタ 天気は・・・、どうだったかな・・・。

 最高気温は-5℃だったのでとても温かかった。まるでハワイみたいに・・・。

 オフィスに入ると室温23℃・・・、あちーよ。


 さて、数日前から三女が下痢。昼間は1時間に2,3回する。

 そして、まっかなオムツかぶれとなった。

 さて、どうするかね。


 オムツかぶれの仕組みをまず考えてみよう。

 てなわけで、オムツかぶれを素人なりに調べてみた。専門家の書いたものや、そうでない方が書いたものまでネットで検索。


 オムツかぶれの原因は、うんちの酵素? うーん、酵素って言われても何種類もあるんだけど・・・。うんちの酵素ってなんだろう。

 オムツかぶれの原因は、尿中の尿素が細菌によって分解されてできるアンモニア? うーん、そうか。

 オムツかぶれの原因は、下痢。うーん、下痢の何が原因なのやら・・・。

 オムツかぶれの原因は、うんちとおしっこによる皮膚のpH上昇にってアルカリ性になること。なるほど、なるほど。

 オムツかぶれの原因は、皮膚がふやけてしまうこと。皮膚がふやけると傷がつきやすくなる。 うーん、そんなもんかな・・・。



 まあ、いろんな原因があるんだなーと素人なりに考えた。


 さて、オムツかぶれを防ぐには下痢うんちが皮膚についていてはいけないってことは私も賛成。

 ならどうするか。

 お湯で洗って、ドライヤーで乾かして、ワセリンを塗る。ってのが王道なのか?

 亜鉛華軟膏信者の方も複数発見。

 亜鉛華軟膏ってとびひなんかに処方しているのは知っていたが・・・・、どうなんやろうね。

 そもそも亜鉛華軟膏ってなんだったんだといまさらながら調べ始めた。

 まず、昔からお世話になっている医薬品医療機器総合機構のページで調べてみた。

 基準名


亜鉛華軟膏

 組成

1g中 日本薬局方酸化亜鉛200mg含有。

  • * 添加物として流動パラフィンサラシミツロウ、ソルビタンセスキオレイン酸エステル、白色ワセリン、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエンを含有する。


  •  ふーん、そうだったのか。って、酸化亜鉛がどのような仕組みで皮膚に作用するのか???分からんな。パラフィンやワセリンが重要なのではないかな・・・、と疑う。


     そのほかのサイトでは

     “酸化亜鉛”を含む軟膏です。酸化亜鉛には、患部を保護し、炎症をやわらげる効果があります。また、患部の浸出液を吸収し乾燥させる働きもします。これらの作用により、皮膚の再生を助け傷の治りをよくします。


     うーん、分かったような分からんような。”滲出液を吸収し乾燥させる働き=皮膚の再生を助ける”ってのは、絶対に違うしな。

     抗炎症作用があるらしいが、どんな仕組みなんじゃろうなーと興味ばかりがわくが、その答えが見つからない・・・。

     でも、亜鉛華軟膏が一番良く効いたとの実体験を複数発見。


     てなことを考えながら、日本から持ってきた薬箱をあさってみたら亜鉛華軟膏があった・・・。

     うーん、どないするかな。


     そして、面白いサイトがこちら 初めてのオムツかぶれ対処法図解。

     いい事書いているのにこのインターネット黎明期に作ったかのような、シンプルなhtmlがかなりこっけい。

     でも、ここに書いてあることはおおむね納得が出来る。

     しかし、ドライヤー等でしっかりと乾かさないといけないとの主張を説明するような、せめて仮説でもいいから書いて欲しいところだ。

     湿っていると皮膚がふやけて傷つき易くなるとの仮説なのか???

     うーん、まあ良かろう。


     私が勝手に作った仮説を以下に記載。


     とにかく、下痢うんちがおしりに付着しっぱなしは上記に列記したことから考えても良くない。これが今回のオムツかぶれの原因である。

     なので、うんちをしたらすぐにお湯でやさしく洗って下痢うんちを可能な限り除去。(おしりふきでは十分に除去できないし、うんちの付いたおしりを強くこするのは激しい痛みを伴う)

     そして、ドライヤーで乾かす。

     なぜ乾かすかというと、この後に塗るワセリンが十分に皮膚に付着するようにするため。ワセリンは水をはじき、水とは混じりにくいのでおしりが濡れていると、ワセリンがしっかりと皮膚に付着しない。

     そして、ワセリンを塗ってオムツをはく。ワセリンを塗るのは皮膚の乾燥を防ぎ細胞の分裂を助けるためと、下痢うんちが直接おしりに接触するのを防ぐためである。オムツをはくのは部屋中に下痢うんちをばら撒かせないようにするためである。それと女の子なのでおしり丸出しは恥ずかしいからである。


     まあ、こんなことをしても、いつまでたっても私の仮説が正しいことは証明できないような実験系なので研究者としては失格か・・・。

     でも、あながち間違ってはいないだろう・・・。と、思い込もう。


     そんなわけで、下痢うんちをぶちっとしたらすぐにお風呂で洗って乾かしてからワセリン。これを繰り返している。もう、1時間に何回も・・・。

     これで、すこし三女の様子に変化が現れた。

     この治療を始める前は、下痢うんちをした直後に大泣きしていたが、今はぶちっとやったあと私や妻の顔を”父上殿、母上殿、下痢うんちが出ました” とでも言っているかの表情で見つめるだけで泣かなくなった。下痢うんちがおむつかぶれに直接接触するのをワセリンが防いでいて痛みが軽度になっていると勝手に判断しよう。

     しかし、三女がもっとも怖がるもの、それがドライヤー。これまでも私や妻がドライヤーを使い始めると大泣きしていた。なのでおしりを乾かそうとドライヤーをつけると、泣きながら逃走します。おしりをだしたまま・・・。


     こちらが、今日、仕事帰りにTargetで買ってきた100%ワセリン Vaseline 2.99ドル。ちなみに、一般名はpetroleum jellyである。
    イメージ 1

    イメージ 2

     このワセリンを使うまでは先日書いたAquaphorを使用していたのだがこれはpetroleum 41%で柔らかくて伸びが良くて塗りやすいのだが、皮膚への付着性に劣っていた。なので、このワセリンを購入。

     ちょっと硬くて塗りにくいが、よくくっつきます。おかげで私の手も、18歳並みになりました・・・。


     さて、三女のおしりをブログには載せられないので、代わりにこちら、今日の私の左耳。
    イメージ 3

     もう、後方(背側)の傷は完全に上皮化し治っています。しかし、不覚にも今朝、Aquaphorを塗るのを忘れてしまい、前方(腹側)の傷は乾いてしまってかさぶた(痂皮)になっちゃいました・・・・。そして、風呂に入って洗っているときにふやけたそのかさぶたを取ったらごらんのように血が出てきました・・・。

     ね、乾かしちゃいかんのよ傷は。

     水で洗って、ワセリン。これでOK。

     まさか、未だにこんな傷にイソジン塗ってたりする人は・・・、いないよね。