The best in the world!!!
7月18日、雨
未だ興奮冷めやらぬ。
鳥肌が立った。
不思議と涙があふれて来た。
勝った。
優勝した。
The best in the world!!!
世界ランク1位のアメリカに、世界ランク4位だった日本チームが勝利し、優勝した。
アメリカチームのAbby Wambach、Alex Morganなどパワーとスピード、高さ、体格では全くと言ってよいほど劣っている日本チーム。見ていても、なんて日本人は小さいんだ・・・、と思った。
特にスピードがアメリカチームはすごかった。日本の選手がついて行けないほどの瞬発力。良いパスが出て一人抜け出したが、すぐにアメリカのディフェンスに追いつかれていた。そしてコンタクトプレーになると吹き飛ばされている日本選手。
しかし、なでしこジャパンは強かった。
その小柄な体格をネガティブにはとらえず、その俊敏性と頭脳明晰なプレーでアメリカと善戦した。
パス回しも観客から活性を浴びるほど素晴らしかった。
ロードレースに例えて言うならば、アメリカチームの選手はスプリンターぞろい、日本チームの選手はオールラウンダーぞろいってところだろうか。
そして、なによりも先進国同士の戦い。とてもフェアだった。審判も良かった。
コンタクトプレーも嫌みのある不快感を抱かせるような物ではなかった。
見ていて気持ちがよかった。わくわくした。どきどきした。ハラハラした。
さて、なんでこんなになでしこジャパンは強くなれたんだろう。
新聞各社にはこれに関する十分な考察を期待したい。
それでは、私なりに考えてみた事をこれから書こう。
まず、戦いにおいて重要な事。
”敵を知り、己を知らば、百戦危うからず” かな。
今の日本チームには世界のサッカーリーグで戦っている選手が数人いる。そしてリーダーの澤選手も世界戦を何戦も行ったベテラン。
世界強豪チームのレベルを良く知っている。そして、それらとどう戦えば良いかを知っている。コンタクトプレーもどの程度ならば許容されるのかを知っている。なので、アジアの某国のように見ている者を不快にさせるような反則を連発する事も無い。
そして、アメリカチームのような大柄な選手に対して日本人が持っている利点とは何か? これを良く研究し具現化した結果、今の世界最強のチームとなり得たのではないだろうか。
これには、世界を知っておく事がとても重要となる。
井の中の蛙大海を知らず、なんて状況ではこんな思考は出来やしない。
そう、世界に飛び出しそこで戦い続けたからこそだ。
それと日本のサッカー協会。これも悪くは無かったんだろう。
かつての強豪、中国の衰退。これは中国のサッカー協会の堕落によると聞く。
選手、一人一人の努力、研鑽。そしてそれを支えるべき日本サッカー協会。
今の日本のサッカー選手の雇用環境は最悪と聞く。
日本のサッカーチームがより良い環境でプレー出来るように応援したい物だ。
サッカーエリートをエリートとして扱う。そんな国に日本はなるべきだろう。でなければ、この栄光は長続きはしない。
今日、こうして日本人が世界の舞台で堂々と戦い勝利した姿を見て、熱い涙が溢れて来た。
This is Japan!!! ってね。
そう、2位じゃだめなんだよ!!! 2位じゃ!!!
もしこれでアメリカに負けて2位だったら人々はどうおもったか。
やっぱりアメリカには勝てなかったんだ・・・・・。”やっぱり” なんて非科学的な表現をしてしまっていただろう。
これこそ1位の持つ価値だ。
なでしこジャパンの選手達も世界戦で十分に戦えるという自信と確信を持って今回の戦いに挑んでいたのではないかと思う。澤選手も優勝するシーンを以前よりイメージ出来ていたと言うし。
そう、世界で戦う為には・・・・・。
世界を知れ!!!!! 日本の若者達よ!!!!!
今、私が ”日本人外科医の手術は世界最高である” との確信を抱く事になったのも、アメリカで生活し、現地人のなかでガチンコで生きて来たからだ。でなければ、”やっぱり、アメリカの外科医の手術ってすごいんだろうかな・・・・・” って勝手に思い込んだままだっただろう。
若者よ、世界に旅立て!!!!!
そして自信と誇りを持って帰ってこい!!!!!
え??? その国の方が待遇が遥かにいいから日本には帰りません??? いや・・・・・、そうなんだけど・・・・・。
Hello, Congratulations to Japan for being the world champions in women's soccer! I thought of you all when I heard Japan won today. I hope you are all well.
どうです?これが本当の意味での”先進国”アメリカ人の振る舞いです。
それでは締めの一言。
なでしこジャパンの選手の皆さん、監督、そして関係者の皆さん。
ありがとう!!!!!
You are the best in the world!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!