黙祷

 8月15日、晴れ

 今週もまだまだ暑い。

 朝、出勤。

 手術を一つ済ませて、手術場の医師更衣室から出ようとしたときだった。

 全館放送 ”黙祷”

 そう! 今日は終戦の日でちょうど正午だった。

 一人、更衣室で一分間の黙祷。

 手術中じゃなくてよかった。いや、この放送を聴いたら手術中でも、その手を止めて黙祷していただろう。しかし、手術室には全館放送の音は届かない。なので、正午を迎えても気づかずに手術をしていて、その手術が終わった後に黙祷していただろうな。


 皆さんもご存知だと思うが、この終戦記念日は実際に第二次世界大戦が終わった日ではない。

 天皇陛下玉音放送が放送された日である。

 これまで何度、ラジオの前で日本国民が玉音放送を聴いている映像を見た事か。

 でも、私はその全文を聴いた事が無い・・・。

 そこで、調べてみた。

 うーん、非常に考えさせられる内容だ。


 そして、インターネットでニュースを読んでいると。

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石原知事「あいつら日本人じゃない」 全閣僚靖国参拝見送りに 
2011.8.15 13:21

 東京都の石原慎太郎知事は15日、靖国神社を参拝した。石原知事は参拝後、報道陣に対し、首相と全閣僚が靖国神社に参拝しない方針を示したことに「あいつら日本人じゃないんだ」と激しく批判した。

 この日は、都の戦没者追悼式典に出席後、靖国神社に直行。「国を救ってくれって言った」と話した上で、報道陣から菅政権による政治の混迷を問われると「自業自得だよ。日本人が堕落したからこんなことになったんだ」と述べた。

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 相変わらず、石原慎太郎氏の発言は”過激”。だが、私は彼は至極真っ当なことを言っていると思っている。このように侃々諤々と正論を言うまともな年寄りが今の日本の政治家にはいない。彼の発言を聴いていると、気持ちが落ち着く。なぜかというと、私の感じている事、考えている事と常に同じだから。

 ”自業自得だよ。日本人が堕落したからこんなことになったんだ”


 それにしても、管首相と閣僚達。地に落ちたな。あの菅さんの某団体への献金にしても、こいつらいったい誰の為に政をしてんだよ!いったい誰に吹き込まれて生きているんだよ!って激しい憤りを感じていた。そして、今日、靖国神社に参拝しなかった。ある意味当然か、奴ら、売国奴にとっては。


 靖国神社戦没者が祀られている。その英霊を参拝することは日本の政治家として当然の事である。

 以下、Wikipediaから引用

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焼き払い計画を止めさせたカトリック神父の言葉

日本終戦後も靖国神社が存続したことについて、以下のような逸話が語られている。

1945年に日本を占領したGHQは、靖国神社を焼き払いドッグレース場を建設する計画を立てていたが、賛否両論が巻き起こり収拾が付かなくなっていた。そこでローマ教皇庁代表であり上智大学学長でもあったブルーノ・ビッテル(Bruno Bitter、英語読みでビッターとなっている場合あり)神父に意見を求めることになった。

ビッテル神父は「いかなる国家も、その国家のために死んだ戦士に対して、敬意を払う権利と義務があると言える。それは、戦勝国か、敗戦国かを問わず、平等の真理でなければならない」とし、「靖国神社を焼却する事は、連合国軍の占領政策と相容れない犯罪行為である」とまで言ったという。そして次の言葉で締め括った。

靖国神社国家神道の中枢で、誤った国家主義の根源であるというなら、排すべきは国家神道という制度であり、 靖国神社ではない。我々は、信仰の自由が完全に認められ、神道・仏教・キリスト教ユダヤ教など、いかなる宗教を信仰するものであろうと、国家のために死んだものは、すべて靖国神社にその霊をまつられるようにすることを、進言するものである」。この進言により靖国神社は焼き払いを免れたという。
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 ブルーノさん、ありがとう。

 ”いかなる国家も、その国家のために死んだ戦士に対して、敬意を払う権利と義務があると言える。それは、戦勝国か、敗戦国かを問わず、平等の真理でなければならない。”



 戦没者、そのほとんどが今の私よりも若くして死んで行った戦士である。

 ありがとう。あなた達がいたから今、日本人としての私がいるのです。