日本の医療を憂う

 泉大津市立病院医師が一斉退職
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000530-san-soci
またしても一斉退職か・・・・院長が引退勧告へ反発?なんじゃそれ?なんだかどろどろした感じがする。


 さて、この泉大津市の話とは別ですが。真相を知らない私がつべこべこの件について語ることはできないので。
 日本の医師の皆さん、貴方達は世界で最高水準の技術、知識、そして忍耐力、使命感、犠牲的精神を持っていると思います。ただ、時代が良くない。日本以外の国にも”患者”は当然多数存在するし、私も時々、患者になるが”患者様”は日本にしか存在しないのじゃないかと思う。
 退職する医師の皆さんへ Good luck! そして日本の国民の皆さん、厚生労働省の役人諸君へ、日本の医療、そして医療費の問題をそろそろマジで考え、その解決策を実行してください。マスゾエさんもうあんたの顔は見たくない。あなたが大臣になると聞いたとき、ちょっと期待していた自分が馬鹿だった。
 アメリカの医療費は日本の10倍以上します。先日、子供が食中毒で小児科を受診しましたが、診察だけで913ドル(約9万円)しました。しかも薬は薬局で自分で必要と思うものを買えと言われました。興味をお持ちの方はマイケルムーア監督の映画”シッコ”を見てください。日本は本当に恵まれた国です。国民皆保険制度、ばんざい!です。ただ、もう限界を超えているでしょう。こちらではコンビニ受診なんてありえません。日本の地域医療は崩壊し、中核病院も崩壊しつつありますね。その原因は何でしょうか?このままだと”ばんざい!!”と叫びならが次々と医師が辞めていくでしょう。そして残された医師や患者が苦しむだけでしょう。まるで硫黄島のように。
 モラルを問われるべきなのは誰なのでしょうか?医師ですか?患者様ですか?私は違うと思います。日本国民全てだと思います。そしてさらに言うならば、”モラル”の話をしているような次元ではないと思います。