ピストバイクにもの申す

 さて、最近、ピストバイク no brake pistが悪者扱いされてます。

 そう、違法自転車。

 当然、乗ってはいかん訳です。

 ロードバイク乗りの私もブレーキを付けていないピストに乗っている奴を見かけたら厳重注意してやろうと思っています。


 だって、違法なんだもん。

 だって、制動距離が非常に長くなって危険なんだもん。

 止まれずに人にぶつかったら、死んでしまうかもしれないんだもん。



 さて、ここまでで皆さんはどう思っただろう?

 私はこの手の理論が大嫌いです。


 制動距離が長いブレーキを付けていないピストは危険なのか?

 これを科学的、統計学的、公衆衛生学的に解析しなければなりません。

 まず知りたいこと、それはピストが流行っている首都圏で

 ”自転車が関係する事故のうち、その自転車が原因で起きた事故における自転車の種類の割合と一般道を走行している自転車の割合の相関” です。

 なんでかって言うと、私の仮説はこうだからです。

 ”ブレーキ無しのピストに乗っている人はピストバイクの危険性を認識しており周辺の交通状況に注意を払っているため、酔っぱらって自転車に乗っているおっさんやぼけーと自転車に乗っているおばちゃんや携帯で話しながら自転車に乗っているお姉ちゃんよりも事故を起こす事は少ない”

 この仮説を検討しない限り”ピストは危険”と結論づけられないのではないでしょうか?

 ピストよりもね、”危険なのはその自転車を運転する人”なのではないかと思うんです。


 まあ私はブレーキのついていない自転車に乗ろうなんて絶対に思いませんけどね・・・。

 むしろ、ブレーキをより性能の良いものに換えたいんですが・・・。


 物事は常に科学的に考えて判断しましょうね。皆さん。

 ”制動距離が長い=危険” ってのは間違ってはいませんが、それ以外の要因の検討もしないといけないと思います。