Roomba ルンバは壊れます

 2月18日、雪!!!

 早朝、妻から電話がかかって来た。

 ”ねえ、おはよう。知ってる? 雪積もってるよ。どうするの?”

 当直室にいながら妻の声でおこされるとは・・・、幸せです。

 どうも、覚えていないのだが、寝ぼけていたらしく私は ”はい・・・、すいません・・・。” と言ったらしい。

 さて、そのまま起きてシャワーを浴びていつも通りの朝回診をして昼前に帰宅する頃には道路に積もった雪はほとんど融けていた。

 外気温3℃。風が強い。

 いつも通りヒルクライムを完遂し帰宅。

 もう、息が上がり、心拍数は未知の領域。たぶん、限界領域の180bpmに入ってしまっていたのではないかと思う。

 死ぬかと思うぐらいしんどかった。いくら大気を吸い込んでも、窒息してしまうんじゃないかと思うほど、息が苦しかった。

 だって、ハートレートモニターを着け忘れて走っていたので、ど根性モードに突入し、ちょっと無理をしてしまったのだ。


 さて、帰宅して妻にルンバの様子を聞いた。

 ”やっぱりだめ。くるくる回ってばかりで結局、エラーが出て止まってしまうの。”


 さて、事の経緯をこれまで全くブログに書いていなかったのでここで説明しなければならないだろう。

 こちらが我が家のRoombaさん達。
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 左に写っているのがRoomba560で、右に写っているのがRoomba 550。

 550はアメリカのCostco限定仕様。

 560も550もアメリカで購入し、日本に持ち帰ったもの。

 560を普段使用し、550はバックアップの目的で購入したのだった。

 そして、先日、560のCleaning Head Moduleが壊れた。

 壊れるとどうなるかというと、ブラシが回転せずにゴミがほとんどとれなくなるのだ。

 それはすぐに気がつく事が出来る。

 お! なんだか情けない音で走っているな。と思うんだ。

 そう、ブラシが回っている音が全くしなくなるので気がつく事が出来る。

 そして、それを確実に確認するにはAeroVac™ Binを外した状態で走らせてみてブラシが回転しているかどうかを後方から直視すれば良い。

 さあどうするか。

 日本の正規代理店は交換用の部品を販売していない!!!!!!

 なんでやねん!!! と思うのだが仕方が無い。

 そこで、アメリカから海外通販で取り寄せたのだった。


 さて、560が壊れてしまったので、バックアップの550を箱から取り出して使ったのだが、うまく動かなかった。

 その場でくるくる回り、後退し、くるくる回り・・・。

 これをcircle danceと呼ぶ。

 バンパーのセンサーの異常である。

 センサーが壊れたか、バンパーに汚れが付着して動きがおかしくなっているかなのだが。

 550をバラバラにして調べてみる。

 センサーの異常ならすぐには直せない。

 うーん、どうしよう。

 ゴミも詰まってないし・・・。

 そして再び組み立て直してバンパーをコツコツたたいてみて気がついた。

 バンパーそのものの動きがおかしい。

 560のバンパーはかしゃかしゃと軽快に動くのに、550のバンパーは粘るように動く。特に、押したあとの復元が粘るようにねっとりとしていて、もとに位置に復元しない。

 なぜ???

 なにかが引っかかっているのかな? と思ってよく観察するも特に異常は無い。

 そして、再び動かしてみると正常動作するようになった。

 でも、妻が昼間に使っている時に異常が出たらややこしいので、560のCleaning Head Moduleがアメリカから届くまで550のCleaning Head Moduleを移植して使用していた。

 いやー、素晴らしきかなRoomba!!!

 モジュール交換であっという間に直ってしまう。


 そして、Cleaning Head Moduleが届いたので先日、550に取り付けたのだ。

 それがこちら。
イメージ 2

 下方に写っているのが新しいCleaning Head Module。

 さて、これで2台同時稼働が可能になった!!!

 そうなると欲が出てくる。

 これまでワンフロアのアパートメントに住んでいたので1台で事足りていたのだが、昨年末に2階建ての家に引っ越したので1階と2階を別々のRoombaで掃除したらより効率が良いと思うようになったのだ。

 そして木曜日の夜に1階に560、2階に550を設置して仕事に行った。

 しかし、2階の550はcircle danceを繰り返しまともに掃除してくれなかったわけ・・・。

 ”やっぱりだめ。くるくる回ってばかりで結局、エラーが出て止まってしまうの。”ってのが今朝の話。

 そこで、すぐに550を分解して再度、観察。

 やはりバンパーの動きの悪さが原因のように思える。

 なぜ、バンパーの動きが悪いのか?

 そこで、パンパーと本体が接触する部分にグリスを塗ってみた。でもだめだった。

 560と550を比較してよく観察してみる。

 すると気がついた。

 550のバンパーはわずかであるがRがきついように思える。そう、バンパーは半周状の物なのだが、550のバンパーはソリが強いように見えるのだ。ソリが強い影響でパンパーと本体の間の摩擦が強くなり元の位置に戻れていないのではないか???

 動かしてみても、550は正面から障害物にぶつかっても正常動作を続けるが、バンパーの側方に障害物がぶつかるとバンパーが元の位置に復元する事が出来ず、circle danceに陥っていた。そう、やはりバンパーの形状に問題があり、センサーそのものには問題が無いと思えて来た。

 そこで、バンパーを分解して取り外し用手的にバンパーが延びるように、そう、Rが大きくなるように力を込めて5分間押さえつけた。

 そして、なんとなくなだらかになったバンパーを本体に再度装着してバンパーをコツコツたたいてみると、正面からたたいても、側面からたたいてもバンパーがもとに位置にすぐに復元するようになった。

 動かしてみよう。

 Good job!!!!!!!!

 2階にある部屋すべてを完璧に掃除してホームベースに戻っていった!!!

 満足です。

 それにしても、なんで日本のRoombaの代理店は交換用部品を発売しないのだ?

 売ってくれたら、わざわざアメリカから輸入する必要も無いのに。

 いろんな事情があると思うのだが、Roombaは壊れる物であるという事を早く認めた方が良いよ。

 さもなくばRoombaに過剰な期待を抱いたままRoombaが普及し、そしてRoombaが良く壊れる事を知ったらiRobot社に対してどんな感情を抱くのか・・・、想像出来るよな。


 さて最後に、今日、IKEAで買って来たキャンドルです。
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 最先端の家電と、昔からあるキャンドルの光。

 どちらも好きです。