今日もミネソタは快晴

 今日は未明から働いていた。夜明けは肌寒く、Tシャツの上にフリースを着ている。まさにtwilightって感じの中で車を運転し職場についた。夜明けが綺麗だ。今日も快晴。建物の外には人の気配は全くない。セキュリティーカードを装置にスライドさせグリーンのランプがついたことを確認し、無意味に重たいドアを開けた。ドアを開ける右腕に痛みを感じる。
 いつも良く働く同僚たちも、さすがに日曜日に仕事をするのは気が乗らないようで、いつもの陽気さは無かった。外気温は30℃。肌を焼き尽くすような日差しがさしているのが見える。ここの夏の日差しは容赦が無い、オゾン層が全く無いのではないかとさえ思える。しかし、我々を入れる室内は完全に人工的に管理され、年中を通してまったく同じ環境が保たれている。窓から見える景色だけが、今の季節を教えてくれる。結局、10時間、飲食をまったくせずに仕事を続けた。最小限のスタッフしか集まっていないため、誰も休憩を取れないのだ。皆一様に口数は少ない、ややいらだっている同僚もいる。そりゃそうだ、今日は日曜日、そしてまさに beautiful day。そうかと思えば、今日もゴルフに行くつもりだったんだけどな!と話題をかえて雰囲気を盛り上げようとしてくれる同僚もいる。
 あっという間に、素晴らしく過ごし易くて楽しい夏が過ぎ去ってしまうここミネソタでは少しでも多くの時間を野外で楽しみたいのだ。サイクリング、ゴルフ、ランニング、プール、日光浴、トレイル、ロッククライミング、フィッシングなどさまざまなレジャーを皆楽しんでいる。
 私も時々、深いため息をついてしまう。同僚のBが私に尋ねる。日本が恋しいのかい?。思わずイエスと応えそうになるが、あえてノーと答えて日本食は恋しいよと付け加えた。