日本のお巡りは・・・
4月28日、快晴
ゴールデンウィーク初日。
いつもと変わらず、出勤。
朝回診。
すると先週、救急搬送されて私が緊急手術を行い救命した患者さんからこう言われた。
”あの・・・、私が入院してから先生毎日働いていますね・・・。来てくれなかった日が無い。医者って休みが無いんですか???”
さて、タイトルの件。
過去も現在も日本の警察の不祥事が頻発している。
どれもこれも治安国家を守る立場の公僕である警察とは思えぬような事ばかりで、あきれてしまう。
私も仕事柄、警察と関わる事があるのだが、やはりあきれるしか無い事が多い。
その一つを紹介しよう。
”00警察署ですが、00さんが自宅で死んでまして、家族に話を聞くとそちらの病院にかかっていたそうなので病名や経過を教えてもらえまへんか?”
”00警察署です。そちらに事故で入院した00さんの状態はどうですか?”
以上の質問はすべてその”00警察と名乗る人物”が病院に電話をかけて来てなされた質問である。
こんな時、医者はどうするかご存知だろうか?
そう、すべて回答を拒否するのである。
なぜか? 医者には守秘義務があり、電話での問い合わせには一切答えてはならんのだ。
00警察を名乗っていても嘘である可能性もあるし、嘘ではなく本当に警察からの問い合わせでも回答してはならぬ。それが医者に課せられた守秘義務である。
裁判所の令状が無ければ患者の個人情報を漏らしてはいけないのだ。
でも、警察を名乗る人物は平気で電話をかけてくる・・・。
もしもこの電話主が本当に警察官だとすれば、法律を知らぬ、もしくは知っていても無視する阿呆警官て事になる。
こんなやからに迂闊にも情報を漏らしてしまえばこちらが責任を取らねばならぬというのに・・・、それでも電話で質問してくる。日本の警察ではこの行為が常態化してしまっている。すなわち自分たちの仕事を優先して法令を守ることを蔑ろにしているのだ。
そんな事を考えていたら、先日、警察が事故被害者の個人情報を加害者家族に漏らしたという事件が報道されていた・・・。やっぱり、だめだよ。この国の警察は。法律に則ってこの警察官を処罰しなければならい。