終戦67年 単身世帯の急増は亡国への道だ 拓殖大学総長・学長 渡辺利夫

 8月9日、快晴

 相も変わらず昼間は暑いが、夜間は涼しくなって来た。

 今朝起きた時の外気温計は24℃。

 素敵です。


 さて、連日連夜、オリンピックで盛り上がっています。

 日本人選手達の活躍に勇気を与えられ、心がふるえます。


 しかし、日本の現状はそんな浮かれてはいられない。

 ぜひ、本日の産經新聞の正論を読んでいただきたい。



 私は十数年前に結婚し今は三女の父である。

 そう、独身時代は気楽だった。なんでもありだった。

 病気になっても、自分一人。自分が我慢すればそれで済む。

 しかし、今、家族5人で暮らしていると、毎月誰かが調子が悪くなる。

 その度に、心配する訳だ。時には仕事を早めに切り上げて家族の世話をする。

 そして、貧乏子沢山。

 その養育費、食費、などなど、多額の出費が必要となる。

 そう、結婚し、子を育むことは決して容易いことではなく多くのことを犠牲にしなければならない。

 独身ならば、自分が稼いだ金を夜の街で使い切ったって誰にも文句は言われまい。欲しい車を買って改造しまくっても誰にも迷惑はかけまい。

 しかし、結婚し娘達を育てるにはそのような行為は許されない。

 まあ、にっぽんで勤務医なんてしょうもない仕事をしている甲斐性のない父親だから、欲しいスポーツカーも買えぬ訳だが・・・。

 しかし、妻がいて三姉妹がいて、それに対して多くの犠牲が伴う訳だが、その犠牲を遥かに上回る喜びと感謝と勇気と自尊心とそして愛を、妻と三姉妹がもたらしてくれる。

 それが ”家族” だ!!!



 さて、少々話がそれたが、結婚し子を授かるということはヒトとして人として義務である。

 当然だが、不妊の夫婦にはそれが出来ぬ訳で、そのような夫婦にはそれが義務とは言わぬ。

 しかし、そうではない男、女は子孫を残さねばならぬ。

 それが、国の未来を支える重要なことであると理解して欲しい。


 先日みたニュースの映像。30歳を超えても尚独身のOLにインタビュー。

 ”だってー、独身でも楽しいこといっぱいあるしー、したいこといっぱいあるしー、いいじゃん”

 ”結婚てー、なんだか自分を捨てるみたいで、めんどくさいでしょー。独身の方が気楽でしょ”

 ・・・・・・・・・・・・・・・。

 終わってるよ。

 これぞ、平和の毒。我欲。個人主義

 自分の行動に影響を及ぼす要因の一つに ”日本の未来” は全く入っていないんだろうな、こんなやつらには・・・・。

 個人の自由が最優先された結果、この国は滅びるのだ。

 ああ、個人の自由を否定するつもりは全くない。

 しかし、人としてヒトとしてなすべきことをしている、家庭を持つ、父親、母親に対する社会保障を充実させ、優遇税制を実施し、独身者との差別化をして欲しいと切に願う。

 それが、独身者へのペナルティと受け取られようが・・・。


 だって、そうだろ。

 日本の未来は、子達にある。