インフルエンザの予防接種は受けるべき?
11月22日、晴れ
今週は快調にジテ通しております。
さて、表題の件。
インフルエンザの予防接種の季節がきてます。
受けるべきか、受けざるべきか?
インフルエンザの予防接種は日本では保険が効かないため、全額自己負担で3000-4000円ぐらい。子供で2回、予防接種を受ける場合6000-8000円になる。
一方、インフルエンザになって病院や診療所を受診してイナビルを処方された場合、保険が効くので子供の場合1個で自己負担624円(薬価2080円)、大人の場合2個で自己負担1248円(薬価4160円)。これに追加される診察代(=病院に対する報酬)なんてガキの小遣い並みの数百円でしかない。
そう、ワクチンを打つよりも、インフルエンザにかかった時に病院や診療所を受診した方がよっぽど安い。
イナビルは非常に良く効く抗インフルエンザ薬なので、使ってから1-2日で症状は軽快する。
何が言いたいかお分かりだろうか?
そう、日本の医療制度、社会保障制度がいかにcrazyかを。
アメリカでは予防接種は原則無料である。
その方が、医療経済的には良いとの判断である。
一方、日本。
個人の立場で言えば、予防接種を受けるよりもインフルエンザにかかってしまったらイナビルを処方してもらいすぐに使った方が治療としても経済的な面でも良いような社会保障制度になってしまっている。
どこまで、あほなんだ。厚生労働省は。
もっと科学的に分析して判断して欲しいものだ。
反論があるならぜひどうぞ。
向学の為にも、伺いたいものだ。
一番最悪なのが、予防接種を受けたのにインフルエンザになってしまった場合。
それを考えると、日本ではインフルエンザの予防接種なんか受けない方が良いのか???
いずれにしても、日本のインフルエンザ市場で大もうけをしているのは抗インフルエンザ薬を開発・販売している製薬会社ってのがいかにも日本の医療行政であり、うさんくさくてきな臭い。
予防接種全額自己負担 = 予防接種を受けない人多数 = インフルエンザ患者多数 = コンビニ受診し放題の日本の病院 = 自宅で安静にしてなさいとは言えず抗インフルエンザ薬を処方しなければならない日本の世論 = 製薬会社ぼろもうけ = 日本の社会保障費の危機 と思いませんか?
どうしたらいいんだろうね?
一方で、外科医である私は受けるべきだろう。
それはインフルエンザに暴露する危険が高い事。そう、この職業、いろんな病気をうつされる危険にさらされつつ働いています。
そして、こんな感じ。
私 ”部長、すみません。インフルエンザになってしまいました。39℃の発熱で、ひどい関節痛と筋肉痛です”
部長 ”そうか。早く帰って休みなさい。(仕事は)俺らでなんとかしとくから。ところでワクチン打ってもなったの?”
私 ”・・・・・・、予防接種、受けてません・・・”
部長 ”なんでやねん!!!”
てことにならないように予防接種受けます。