がんと向き合う日々、そして少子高齢化
11月30日、晴れ
快適な1週間でした。
今朝外気温、6℃。
家を出て、愛車にまたがり激坂を下る。
少々肌寒いがそれでもキンと澄み切った冷気を切り裂き50km/hオーバーで坂を下る時、”命”を感じる。
この冷気を肌で受け止め、空気を切り裂き、ペダリングし、この心臓は鼓動をやめない。
こうして”生きている”私にもいつか死ぬ時が来る。
それが何時なのか?
それは私にもわからぬし、誰にもわからぬ。
でも、いつかは必ず死ぬ。
それが生命体としてこの世に生まれた存在の定めである事を忘れた事はひと時もない。
そう、私も貴方も必ず死ぬ!
そう、必ずだ!
それを忘れないで欲しい。
一方で、この仕事、外科医。
さまざまな癌の手術をする。
そう、癌に罹患した患者さんの治療を行う。
手術で完治!
そんな患者さんもいる。
しかし、その一方で、進行癌で手術を行い、そして再発のリスクが高い状態で術後のフォローを行う。
そして、癌の再発。
それを包み隠さず、告知する。
これが今の日本の医療であり、世論であり、裁判所の判決に基づく行為である。
そう、説明義務違反。
医者が訴えられて、罪に問われる、その理由は”説明義務違反”という悪魔のような罪である。
そう、事実をありのままに伝えなかったからという理由で、有罪になるのである。
この件に関しては、後日、記事にしようと思う。
いずれにしても、がんが再発している事をありのままに患者さんに伝える・・・。
そう、伝えなければならない。
私の父や母よりも若い方、とあるがんが再発し統計学的に言えば5年後に生きている確率、約10%・・・。
そんな患者さんは、ほとんどの方が、心静かにその事実を受け入れ、そして限られた命を大切に穏やかに暮らしている。
そんな患者さんを診ていると、この命の儚さと、そして美しさを感じざるを得ない。
一方で、この日本を崩壊へと向かわせる少子高齢化。
これはなぜ起きるのか?
第二次世界大戦中、そして戦後。
子沢山が当たり前の世の中であった。
私の父、母の兄弟姉妹も5人、6人といる。
5人兄弟、6人兄弟、7人兄弟の家族。
すてきだ。
しかし、それが今、なぜ出来ぬ?
その理由は複数ある。
それに関しても、後日、ブログ記事にしようと思う。
先日、とあるアホ漫画家のぶさいくなおばはんが、どえらい発言をしていたが、あれに関しても言及せねばならんだろうな。
(あえて不細工と言わせてください。それは容姿のみならず、その思考が不細工なんですから)
あのアホは警察に出頭したらしいが、終身刑にして欲しいと思うほど、腹が立った。
あんなアホがのさばるから日本が滅びるんだよ。
って内容は後日にしましょう。
さて、少子高齢化。
国民は死生観を失い、政治家は衆愚政治に突き進む日本。
その闇はあまりにも暗く、根は深く。
いっその事、戦争でも起きねば、根本的には解決されぬのではないかと思うほどである。
まさに、亡国。
そう、重ねて言う。
貴方は必ず死ぬのだよ。
それを忘れないで欲しい。
そして、今、貴方はなぜ生きる?
ヒトとして生まれ、人として育ち、その使命は何なんだ?
飛行機の中で泣く赤子とその母親を責める事か???