TPP参加で日本の医療はどうなる
3月16日、晴れ
晴れてはいるが、視界不良。
外に出れば、すぐに鼻がつまり目がゴロゴロする。
さて、先日、安倍首相がTPP参加を表明した。
それに反応して農家の人達の賛成意見、反対意見がニュースで伝えられていた。
今のままではいけない。前に進み、攻めの姿勢を持つ覚悟のある農家の人は賛成意見を述べていた。その一方で守りの姿勢、現状維持を望む人は反対意見を述べていた。
さあ、TPP参加で医療はどうなるのか。
実際の所、どうなるか全く不明。
混合診療がどうとか、企業の医療進出とか、民間保険がどうとか。いろんな事が言われているが、実際どうなるかは私も分からぬ。
反対派の意見を読んでみると、どれも今の優れた日本の国民皆保険制度の崩壊を恐れる意見だった。
アメリカみたいになるとか、医療費がありえないほど高くなるとか、貧民はまともな医療が受けられなくなるとか。
現在の日本の医療の方が世界的にみて異常ってことがいつまでたっても理解できぬようだ。
格安の負担で世界最高の医療が貧困者であろうが、超高齢者であろうが全国どこでも受ける事が出来る日本。
それがいかに凄い事か知ってますか?
まだまだこれからさらに調べて考察を重ねないといけないと思うが、TPP参加で医療に流動性が生まれ、そして今の日本の医療のすばらしさとそれが生んでいる功罪に今の日本の医療に関して平和ぼけした国民が気がつく事が出来るなら。
一つ言えるのはTPP参加したってアメリカの医者は絶対に日本には来ない。
医療者の過重労働で支えられているこんな日本の医療現場に奴らは来ない。
directorでも時給4000円程度で、日夜、診療に明け暮れ家族を犠牲にし、まともな休暇なんかほとんどない。そんな日本にはね、来ませんよ。
昨年、とある学会でアメリカで大活躍する某超有名外科医の先生とお話しする機会があった。
私 ”先生は日本人ですが、今後、日本に帰国されて日本でご活躍されるご予定はありますか?”
某超有名外科医 ”ありませんよ。なんで帰国するんですか? (帰国する)理由が全くありませんからね。”