年度末
3月29日、曇り
金曜日。
今年度最後の金曜日。
そう、異動の季節。
3月は送別会が多い。
送別される同僚は連日のように送別会に出席し、少々疲労がたまっていた。
オフィスには奇麗に何も無くなったデスクが散在していた。
医局秘書さんも連日忙しく働いている。
一方、不思議なんだけど、年度末は手術が少ない。
なので、デスクワークに励みます。
今まで読めなくて溜め込んでいた論文を読んだり、手術のビデオを見たり。
某メーカーさんからもらった手術のDVD。
同門の先生の手術映像だったが、惚れ惚れする程よかった。
うまい手術の映像はにやにやしながら見てしまう。
やっぱしうまいな、OO先生、と先輩の手術を見てにやにやしてます。
一方でどこの医局のもんか知らないが、どへたくそな手術をしている映像もあった。
こんなへたくそな手術をよくぞ学会発表したな・・・。
ありゃー、はあ・・・、なんでーーー。と、突っ込みどころが満載でその映像を見ている私の表情は歪みまくっていた。術者は結構な年代の外科医らしいが・・・。
いや、こんな事を書くと誤解されるな・・・。
”へたくそ”と書いた。そう、間違いなく”へたくそ”。だけど、結果としては問題になるような手術ではない。そう、”問題となる=患者の不利益になる”という定義で書いている。
ただ、見ていられない。美しく無いんだよ。
さて、相変わらず毒づいていますが、来週からは新年度が始まります。
新しい外科医が来て、また、新しいチームが作られ、そして世界最高の医療であり続ける為、努力を惜しまず働こう。