Cyclopath Geowiki

 今日は先日、お話ししていた自転車に関するウェブサイトについて
 これは同僚の自転車仲間Bに教えてもらったその名もCyclopath Geowikiだ。
http://magic.cyclopath.org/#route
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 日本ではよほど間抜けなことをしない限り道路を普通に自転車で走れば目的地に到達できる。ほとんどの場合いつも車で走っている道を自転車で走ることが出来る。しかし、アメリカでは普段はフリーウェーを多用し、下道でも幹線道路は片側2車線で制限速度が45mphだったりするので、いつも車で走っている道を自転車で走るなんてのは危険きわまりない。また、基本的に赤信号でも右折が可能なので自転車に乗って青信号で交差点に進入した時は交差する道路から右折車両が突っ込んでこないか注意する必要がある(自転車から見て右側から車が突っ込んでくる)。減速をほとんどせずに交差点に進入してくる車もあるので、はねられたら死んでしまうか運が良くても長期入院となってしまうことは間違いない。
 今まで走ったことのない道を走る場合、私はGoogle Mapとストリートビューで道路の状態を確認し、自転車で走っても大丈夫かどうか確かめてから走りに出かけていた。そうでなければ何時まで経っても目的地につけないことが多かったからだ。危険な道路を迂回し、そしてフリーウェーを横切れる道を探すのが容易ではないのだ。
 そこで有用となるのがこのCyclopath Geowikiだ!やや使いにくいが、試しに以下の様に出発地と目的地を入力しルート検索をしてみて欲しい。
from: University of Minnesota St Paul Campus
to: Mall of America
 ルート検索のウインドウにおいて最大の特徴が距離を優先する(Minimize Distance)のか走りやすさ(Bikeability)を優先するのが選べることだ。これによって全く異なる検索結果が表示される。
 ミネソタでは自転車専用路や自転車用レーンが用意されている道が多いが、そうでないところの方が多い。普通の地図を見てもそれがわからないのでこのサイトは非常に有用だといえる。”control panel”で”aerial photo”にチェックを入れれば、航空写真が見られるので実際の道路状況も確認できる。しかし、ある程度地名や住所を知らないと検索がうまくできないのでやや不便でもある。また、マウスホイールによる地図の拡大縮小も出来ないのでそれも改善して欲しい。
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 これは先ほどのルートの一部を拡大したものである。intercampus transitwayとはミネソタ大学専用バスcampus connectorしか走ってはいけない道路である。その横にinter campus transit way bike trailとあるのが確認できるだろうか?(やや実際の道とはずれてしまっているが)。このようにこのサイトでは自転車専用路を選択的に見つけ表示してくれるのだ。
 ツインシティーミネアポリスセントポール)およびその近郊にお住まいで自転車好きの方、ぜひ試してみて欲しい。フリーウェーを突っ走ってあっという間に目的地に到着してしまうのとは違い、自転車だと湖の畔を走れる事も多いのでミネソタの自然をより感じることが出来るだろう。