仕事納めは当直で?

 12月28日、晴れ、曇り、雪

 昨日、27日、金曜日。

 そう、仕事納めの日。

 朝から手術をして、夕方となる。

 なんだかみんな楽しそう。

 若手の医者達は若手だけの忘年会を企画していて、そわそわしている。

 まだ、手術をしている医者達もいる。

 私はそのまま当直業務に突入。

 仕事納めの日に当直ってのは、それほど悪いもんじゃない。

 そわそわせずにどかっと構えて仕事をしていれば良いので、むしろ気楽。

 ただ、開業医さんから腹痛を主訴とする患者の紹介を受けたのだが・・・。

 各種検査をした結果、外科で治療する疾患ではなかったので、結局、朝から深夜まで働き続けて、疲れきっていた某科の部長先生に治療をお願いする形になったのが誠に申し訳なかった。

 いつも疲れきっていても紳士的に対応してくださるこの先生はとても素敵です。

 ただなあ、こんなに激務をこなす先生がいる一方で・・・・・、OOOなヤツもいてそんなOOOなヤツでも給料はほとんど同じで・・・。術後合併症を起こしまくっても懲罰を受けるわけでもなくて・・・。まあ、そんな気分の悪くなる話はせっかくの年末にするのはこれぐらいにしておこう。


 さて、今朝。

 当直だったが、良く眠れた。

 シャワーを浴びて歯を磨いてさっぱりしてから、病棟回診。

 術後経過良好。

 採血結果はどうでしょう。

 と思いつつ術後の患者さんの採血結果を見たら、3.6って値が目に入った。

 え????? T-bilが3.6?????

 うーん、そうか・・・。と思ってもう一度画面をしっかりと見るとAlbが3.6だった(やや低い値だが、術後の輸液負荷の影響と考える)。

 うーん、当直あけって少し頭がぼけっとしてるよなといつも思う。

 ただ、T-bilが3.6ってのを見て(見間違いだったが)、そんなはずは無いと思い込んでしまうよりも先に、その理由と対策を考え始めるのは医者として重要だと思う。


 仕事を終えて、朝食代わりに砂糖入りのコーヒーを一杯飲んで帰宅の準備。

 すっきり爽やかな気分でサイクルウェアに着替えて、病院から出る。

 外に出る。

 朝の澄み切った風が頬をなでる。

 寒い!!!!!

 4℃ぐらいか

 寒いよな

 でもな、ミネソタ極寒bikerだった自転車馬鹿としては ”このぐらいじゃbikerは死にません” と思うわけで、0℃ぐらいまでの外気温ならロードバイクに乗っていても苦痛には感じない。


 今年最後のジテ通になるので、いつものように全開で走るのはもったいない気がして30km/hぐらいでのんびりと空気を楽しみながら走った。

 ふと山を見上げると、うっすらと雪化粧。

 奇麗だった。

 激坂を登って自宅に着いた。

 そのまま庭に自転車を持ち込み、整備を始めた。

 Plexusでフレームを磨き、ディレーラーをピカピカにして、ホイールもスポークもピカピカに。

 いつもならチェーンとスプロケットをパーツクリーナーで磨いてチェーンルーブを塗布するのだが今日はしなかった。またこれは後日。

 7年落ちのロードバイク。フレームは傷が目立ち、ギアも摩耗している。

 でも、まだまだ良く走ってくれている。


 この激坂の上の家に住み始めて2年が経った。

 激坂ジテ通を始めた頃は、様々な方々から心配する声をいただいたが、これまで落車する事も無く、事故に遭う事もなく続けられた事を感謝したい。

 この2年で脚は太くなり心肺機能も向上した。

 自転車馬鹿万歳!!!

 坂馬鹿万歳!!!