小野田寛郎氏

 1月17日、晴れ

 今日はこの阪神において特別な日。

 そう、19年前、阪神大震災が起きた日。

 正午に黙祷を捧げた。


 あの大震災はこの国に何を残したのだろう。

 あまり多くを語る立場には無いが、なんだかもやもやとした感情が沸いてくる。

 坂の上の自宅から瀬戸内を眺める。

 海岸線、人工島まで人々が所狭しと暮らしている。




 新聞を読む。

 思わず息をのんだ。

 昨日、小野田寛郎氏が亡くなった。

 こちらの動画を観ていただきたい。



 私は戦場での三十年間
 生きる意味を真剣に考えた
 戦前 人々は
 死を惜しむなと教えられ
 死を覚悟して生きた
 戦後 日本人は何かを
 命がけでやることを
 否定してしまった
 覚悟をしないで
 生きられる時代は
 いい時代である
 だが死を意識しない事で
 日本人は生きる事を
 おそろかにしてしまっては
 いないだろうか
 


 ご冥福をお祈り申し上げます。