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 6月4日、雨

 今週に入りびっくりした事がいくつかある。


 4月に異動してから、「dead tired」 とつぶやく日々が続いている。

 このdead tiredな状況は改善する事も無く、さらに仕事量が増える事は明らかな状況で、改善する事を望む気持ちなんかさらさらなく。

 さらに仕事が増えていく事を望んでいる自分がいる。

 ただし、dead tiredで判断力を低下させてしまわないように自己管理をしなければならない事を常に考えている。



 一方、激務の小児科の先生方。うちの小児科は昔から地域の新生児から幼児まであらゆる危険な状態の子供達の治療を24時間、365日実戦し続けている事で有名。

 そんな小児科医達は普段、オフィスでは表情がほとんどない。

 喜怒哀楽の表情をオフィスで一切見せない彼ら彼女達。

 ややうつろな表情で、ひたすら働き、ひたすら勉強し、家にも帰らず、髭もそらず、髪も洗わず、化粧もせず、働き続ける。

 慢性的に疲労がたまり、今、歩く事、呼吸をする事さえ疎ましく感じているかのような身のこなし。それでいて激務をこなし続けている。でも、仕事の話をしている彼ら、彼女達は何だが輝いている。



 私も深夜に仕事が終わり、夜勤の看護師さんにお疲れさまでしたと言われても、それに返事をする気力が底をつきかけ、無言でうなずくようになっていることが時々あり、怖い。

 ごめん、夜は少々無愛想で。

 そんな状態で外来をしていると、外来看護師さんが、”先生、倒れんといてよ。死なんといてよ。” と笑顔で言う。

 大丈夫、俺がこれぐらいで死んでしまうならうちの外科医達はとっくの昔に全員死んでるから。

 上司は、俺の数倍は働いている。


 通常勤務時間に、暇つぶしにオフィスで小説を読んだり、外来業務中に煙草を吸いにいったり、ずーっとME室で隠れてスマホでゲームをしているような某病院の某クソ外科医達とは違うんだよ。

 あれって、なんだったんだろう。




 さて、驚いた事。

 その1。

 月曜日に、朝、元気な声で「おはようございます!!!」 と声をかけられた。

 その声の方を見ると、中学生ぐらいの坊主頭の男の子が3人・・・。

 とうとう、うちの病院も忙しすぎてこんな若い子を雇用するようになったのか・・・、と思った。

 ああ、君たち、頑張ってくれたまえ。

 くれぐれも体には気をつけてね。


 ・・・・・・・・・・、え????? トライやる? ウィーク???

 あ、中学生の社会科学習的なあれですか・・・。



 次に驚いた事。

 自転車仲間を職場で捜してみたら、いましたよ。

 それも複数。

 そのどなたも、俺をはるかに上回る、自転車馬鹿。

 いや、バカと言うのもはばかられるような、超アスリート。

 恐れ入りました。

 こんな激務でも、それに耐える為に自己鍛錬に励む、超どMの方々に出会ってしまった・・・。

 うーん、すごすぎ。




 最後に一言。

 病気になった方々へ。

 病院選びは慎重にしましょうね。